私のグループは目標14「海の豊かさを守ろう」と目標15「陸の豊かさを守ろう」について話しました。毎週グループで話せれば話すほど、私たちのSDGs認識は成長してきました。それだけではなくて、個人的な話もたくさんできて、お互いに色々インスピレーションができました。つまり、このプロジェクトのおかげで、メンバーはそれぞれの生活、そしてそれぞれの考え方は本当に変えました。だから、真の「豊かさ」を見つけたと感じています。

このポストは最後なので、メンバーは皆んな、振り返りして、今までの道を考えてみました。そして、他のグループのブログを読むと学んだことについても色々書きました。

Daria

 このプロジェクトを始める前、私はSDGsについて全く知識がありませんでした。SDGsの問題は、本当に難しくて、自分には遠い存在だと思っていたけれど、今私の考えは変えました。私たちは政治家や企業がこれらの問題の解決策を見つけるのを待つのではなく、毎人は自分の生活の中で行動することができます。

 このプロジェクトを始める前から、私はサステイナブルなライフスタイルを実践していました。例えば、私は以前、中小企業から製品を購入したり、ファストファッションブランドを避けたり、正しくリサイクルしたりしていました。しかし、グループのメンバーのおかげで、考えもしなかった別の現実を発見することができました。例えば、集約畜産と乱獲の話をしたときには、本当に驚きました。今ではスーパーで肉や魚を買わなくなりましたし、エコラベルにも注目しています。

 他のグループのブログのおかげで、今まで考えもしなかったような問題意識を持つことができました。特に、障がいのある人や差別を受けている人をどうやって助けるかを理解したいです。具体的に何かを変えてみたいです。

 このプロジェクトのおかげで、私の人生は変わりました。以前は、狭い世界で孤独を感じていましたが、バーチャル留学のおかげで少しずつ心を開くことができました。

Stefano

 このプロジェクトのおかげでSDGsの意味や目標が詳しくわかりました。今年の10月の前まで全く知らなくて、環境とか地球に適切に気をつけませんでした。でもマリオッティ先生の説明と私のグループの皆さんと話し合った後で、新たな考えかたができました。

 グループ11の話題の中で、特に動物の絶滅とマイクロプラスチックのテーマがとても興味深くて面白いことを学べました。例えば動物がとても好きだから、WWFの記事を読んだ後で動物を守るための取り組みを知ることができました。つまり、その方法で状況を変えるため、私も頑張って手伝えます。その上、マイクロプラスチックの危険がわかるようになりました。泰生さんの記事を読みながら、凄く驚きました。まさかそんな事が起こるとは信じられないんです。だからその後で、プラスチックの商品を買うことや使うことを減らし始めました。最後に、プラスチックの適切な捨て方も習いました。それも生活に入って、習慣が変わりました。例えば今プラスチックを捨てる前に、中身をちゃんと洗ったり、ラベルをはがしたり、正しいゴミ箱に捨てたりすることに気をつけます。

 皆さんが調べたことのおかげで前より地球に優しい人になったと思います。本当にありがとうございます!

 私のグループ以外に、他のグループのたくさん面白い記事が読めました。全部が興味深い内容でしたが、特にレベッカさんの性教育についての記事が一番好きでした。大事なことだから、私にとっても学校の必修科目にすべきだからです。特に今は、インターネットで何でも調べられるので、勘違いしてしまうことがあります。そうすれば、誰もが自分の体の美しさや大切さを理解し、セックスをタブー視することがなくなるだろうと思います。

Yurika  

 このプロジェクトを始めるまではSDGsという話題は良く聞くけれどどこか他人事でした。参加した理由もSDGsというよりは海外の方と交流が出来るという点に魅力を感じたからです。ですがSDGsについて調べたり会話をしたりする事を通じて日頃からSDGsを意識するようになりました。主に買い物で意識することが多くなった気がします。例えばブラジル産の肉がとても安く売られていれば集約畜産の事が思い浮かび今まで好んで買っていたのに躊躇うようになりました。SDGsに配慮された商品がないかラベルを探してみたり、スーパーのリサイクルボックスを活用してみたり。このプロジェクトがあった事によりSDGsに興味を持つ人が増えた事は実感するのでこのプロジェクトは続いて欲しいですし、まずは興味を持つ入り口を用意し、どのように身近な問題だと捉えるかを考えていく事が多くの人の協力を得られ良い方向に環境対策が進んでいくのではないでしょうか。

 他のグループとの関わりは直接的には無かったのですがブログを通して他の目標についての発見がありました。ジェンダー問題や不平等感や理不尽を感じるルール(服装規定やリハビリ婚)、イタリアと日本の違いを感じれるブログ等は大変興味深かったです。日本でも最近は漫画やアニメ、ドラマで同性恋愛が描かれることが増えてきたような印象ですし、服装規定もオフィスカジュアルが増えている印象です。少しずつ変化してきている印象なので皆が声をあげることの大切だと思います。現代はSNSなどで匿名で発現しやすいのでこういった課題への声があげやすく、同じ意見を持つ仲間を見つけやすくなったのでさらに改善していけば良いなと思います。

 少しSDGsとは関係のないこのプロジェクトの感想なのですが、ドラマ、スポーツ、食べ物、動物、LGBT、将来の話等、色々会話出来て楽しかったし、学びが多く、このプロジェクトに参加して良かったです。凄くイタリアに興味が出てきたので来年行きますね。2か月ありがとうございました。

Taisei 

 今回このプロジェクトを通して私はSDGsについてもう一度考える機会を得ることができました。特に違う文化や国で生活するメンバーと話すことで自分だけでは得られなかったであろう見解や、知識が増え、とても有意義であったと感じています。特に、私たちは海と陸のことについて考え、日本もヴェネツィアも、海に囲まれた国や都市であるのでとても身近に感じ、この海や陸を守るにはどうすればいいのかという改善策なども具体的にディスカッションできたと思います。そして、自分自身もプラスチックバッグを使わないなど少しではありますがSDGsを意識した取り組みを行うようになりました。また、始める前と比べてSDGsについての看板や政策をよく見るようになり、本当はもっと身近にSDGsについて取り組んでいることがわかり、自分自身が気づいていなかったんだと思いました。

 また、他のグループのSDGsについても毎週ブログを通して触れることができ、それについても考えることができました。よく見ていたのはジェンダーについてイタリアと日本でどのぐらい認識に差があるのかで、やはり少し日本のジェンダーについての認識は遅れているなと感じました。

 このプロジェクトを通してプロジェクトとは関係のない友人ともSDGsについて話すようになり、自分にとって大変有意義な8週間であったと思います。

Giacomo

 このプロジェクトでSDGsの重要さがわかってきましたが、バーチャル留学に参加していなかったら、おそらくSDGsを知らなかったと思います。海の防衛の必要性は認識していましたが、discordでの会話や自由会話での授業で取り上げられた話題の多くは認識していませんでした。私が最も心に残っている話題は、プラスチックやプラスチック島の廃棄です。

 今では、購入する製品の環境への影響や、パッケージにプラスチックが使われているかどうかにも気を配っています。また、クラスやオンラインで継続的にこれらのトピックについて話すことで、私の大切な人たちの間でこれらの問題に対する意識を高めるために、家族や友人ともっと話したいと思うようになりました。

Misuzu

 このプロジェクトを通して、SDGsについての知識(特に私たちが担当したSDGs14・15「海の豊かさを守ろう/陸の豊かさも守ろう」について)が身についたし、問題をどう解決できるか、私自身何ができるかについて考えることができました。

 プロジェクトの中で、同じグループのメンバーを助けるために、その人が取り扱うトピックについてグループ全員が情報を集めてまとめることをしました。そうする中で、マイクロプラスチックの問題や集約畜産など、自分が今までに知らなかったりあまり意識しなかったりしたことについて調べることができて、「世界にはこんな重要な問題があるんだな」とか、「このままの状態ではいけない」と考えましたし、他のメンバーの考えも知ることができて、また新しい考え方に触れることができました。例えば、私が担当したポストは、絶滅危惧種の動物や海の生きものについてのトピックでしたが、グループのメンバーが提供してくれた、ミツバチのような一般的な種も絶滅の可能性があることや、一度種の数が激減するとそれを通常の数に戻すことはとても難しいこと、それぞれの種が生態系の中でそれぞれの役割を果たしていて、それが絶滅するとその特殊な生態系が永遠に失われてしまうこと、といった事実は私にとっては重要な発見でした。そして、同じグループのメンバーの「この問題は私たち人間が引き起こしたので、それを解決するのは私たちの義務だ」という強いメッセージにも心を動かされました。また、私のポストにコメントをくれた方の中に、「私たち人間の役割は、生態系、動物を守ることになるのではないでしょうか」と書いてくださった人がおり、本当にそうだなと思いました。

 SGDs14・15を調べるなかで、また他のSDGsを担当したグループのポストを読む中で、政府や国際機関といった大きな組織だけでなく、私たち一人一人の取り組みもとても重要だなと思うようになりました。例えば、自分が商品を買うとき、どこでつくられたのかチェックして買うことや、ごみをきちんと分別して捨てること、本当に使うかどうか考えて買うこと、当たり前に使っている水やエネルギー資源を大切にすること、ジェンダーの問題を知って差別したり偏見の目で見たりせず理解しようとすること、国際問題の解決を目指す組織を応援することなど、できることはたくさんあると思いました。実際に、私はスーパーで少し高くても国産の肉や魚を買うように心がけましたし、環境に優しいことを照明するラベルを探してみたり、まちをきれいにするボランティアがあれば参加したいと思ったりするようになりました。これからも、プロジェクトを通して得られたものが失われないように意識して行動しようと思いました。

 新しい考え方を教えてくれて、行動の習慣を変えるきっかけを与えてくれたこのプロジェクトと、プロジェクトを通して出会えた人たちとのつながりに本当に感謝しています!

Debora

 このプロジェクトのおかげで、自分の周りの環境や世界で起こっていることをより意識するようになりました。しかし、私が重要だと思うのは、以前は持っていなかった、あるいは部分的にしか持っていなかった、ある問題に対する感性を今は身につけていることです。
 記事を読むのと、生の声を聞くのは別物ですが、このプロジェクトはその点で大いに役立ちました。
ブログはとても興味深く読ませていただき、新しい視点や問題に目を向けることを「強制」されました。
今では、SDGsの問題を扱う新聞やページをソーシャルメディアでフォローすることが増え、常に最新の情報を得られるようになりました。
 このプロジェクトは、時にはあまり聞かれないような問題について意識を高め、議論するための重要なプロジェクトだったと思います。誰もが自分の声を聞かせ、他人と比較することができる。そのためには、プロジェクトが終了しても、ある種の情報や習慣、感覚を持ち続ける必要があります。
SDGsはすべての社会に影響を与える深刻な問題であり、その数が多いことを考えると悲しくなりますが、だからこそ一緒に頑張らなければなりません。「情報は力なり!」です。

これは最後なので、信じられないです!私の声を聞いてくれて、皆さんの声も聞かされてくれて、本当にありがとう!

単語リスト

知識 (ちしき)「knowledge」

政治家(せいじか)「politician」

企業(きぎょう)「corporate」

実践(じっせん)「practice」

購入(こうにゅう)「purchase」

避ける(さける)「avoid」

孤独(こどく)「loneliness」

必修科目(ひっしゅうかもく)「required subjects

躊躇(ちゅうちょ)「hesitate」

配慮(はいりょ)「consider」

捉える(とらえる)「catch」

理不尽(りふじん)「unreasonable」

印象(いんしょう)「impression」

匿名(とくめい)「Anonymous」

改善策(かいぜんさく)「Improvement measures」

看板(かんばん)「signboard」

防衛(ぼうえい)「defense」

継続的(けいぞくてき)「continuously」

担当(たんとう)「responsible person」

状態(じょうたい)「status」

特殊(とくしゅ)「special」

生態系(せいたいけい)「ecosystem」

組織(そしき)「organization」

照明(しょうめい)「illumination」

強制(きょうせい)「forced」

比較(ひかく)「comparison」

深刻(しんこく)「serious」