SDGs16の目標は、「平和と公正をすべての人に」です。また、SDGsのスローガンには、「誰一人取り残さない」というスローガンが掲げられています。
そこで、わたしが考えたのは、イタリアと日本のホームレスは公正な立場にあるかどうかです。自分のせいでホームレスになった人もいれば、なす術なくホームレスになった人もいると思います。すべての人に公正を期すには、私たちはどのようなことをすれば良いのでしょうか?これについて考えてみます
まずは、日本とイタリアのホームレスについてみてみましょう。
・日本のホームレス 日本では、東京都、大阪府、神奈川県にホームレスが多くいます。(2019年4月 厚生労働省サイトより)わたしの住む高知県にも、少しいます。東京、大阪といえば、日本の大都市にあたります。神奈川県も中規模の都市であるので、ホームレスの問題が活発に挙げられるのは、都市部に集中しているのかもしれません。
・特殊なホームレス 日本では、インターネットカフェと呼ばれる有料でインターネットにアクセスできる施設があります。家を持たず、インターネットカフェで生活する人が日本にはいます。十分な家賃が払えなくて、家賃よりも安いお金で寝泊まりできるため、そこに住んでいます。 また、大阪には「あいりん地区」と呼ばれる場所があります。「ドヤ」と呼ばれる物凄く安いホテルがあり、「ドヤ」で寝泊まりする家を持たない人もいます。日本では基本的に河川敷や駅で生活する人をホームレスと呼びます。皆さんはこの人たちをホームレスだと思いますか?わたしはハーフハーフだと思います。
・イタリアのホームレス 正確なデータを得ることができなかったのですが、イタリアも都市部にホームレスが多いと聞きました。(良ければコメントにどの都市にホームレスが多い、少ないなど教えてください!) また、乞食もいるということを知りました。日本では乞食はほとんど見ないので、日本とイタリアの違いだと考えました。
・なぜホームレスに? すべての人に公正を期すには、その人その人の背景を知る必要があります。日本、イタリアどちらにも共通する理由が、依存症です。日本では大抵お酒、博打が多いです。イタリアでは、薬物が多いです。イタリアでは移民のホームレスが多いとも聞きました。日本では、知的障害者のホームレスもいます。
・その人に合った支援を! では、彼らにどのような支援をすれば良いのでしょうか。 依存症のホームレスは、依存症を治すことが必要です。依存症を治さないと、社会に復帰することができません。治療法としては、同じ経験をしている人を集めて、経験を話し合ったり、一緒に生活をして治していく集団治療法や、施設で生活、リハビリを行うことがあると思います。治療や施設に入るとなると、私たちができることはなかなか限られてくると思います。ホームレスの人は支えてくれる家族、友人が基本的に多くないです。もしもホームレスの人と知り合いになって、その人が依存症であったら、相談機関に相談することはできると思います。(日本の依存症の相談機関についての一覧 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000070789.html ) 次に、移民のホームレスについてです。移民は国で法律が定められており、私たちが手助けするのは依存症の場合よりも難しいです。日本では移民の方に寄付をする団体があるので、寄付をする、というのが私たちができることだと思います。しかし、寄付をすると言っても、寄付をせず自分たちのためにお金を使ってしまう悪い団体もいるので、自分の目で良い団体なのか確かめるべきです。 知的障害のあるホームレスには、障害者福祉サービスを紹介したり、施設に入る支援ができると思います。しかし、日本の障害者支援サービスは対象者が限られており、全員がサービスを受けられるかは疑問です。 最後に、ホームレスの人に対して私たちができるもっとも簡単なことは、毛布や服をあげることだと思います。彼らは寒い路上で寝泊まりしているので、少しでも暖かく寝られるようにと、毛布をあげます。
・まとめ 日本とイタリアのホームレスについて情報を集め、どんな支援ができるか、私たちにできることを考えてみました。支援は条件があるものがあったりと、「誰一人、取り残さない」というスローガンの達成にはまだ程遠いように感じました。ホームレスの他にも、いろいろな問題で平和に生きられない人は沢山います。私たちがたくさんの問題を知り、少しでも活動することで、スローガンの達成に近づければ良いなと感じました。
参考文献
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04461.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/naiyou.html
23 11月 2021 at 15:06
興味深い記事を書いてくださり、ありがとうございます。問題の背景を知ることは、効果的な支援のために大事なことですね。
ホームレス支援として、日本でときどき見かける「ビッグイシュー」という雑誌を思い出しました。これはイギリス発祥で、ホームレスの方が街中で販売し、その収益を得られるというシステムになっているものだそうです。継続的な支援のために、このようにホームレスの方に就業の機会を与えるというのはとても大事だと思います。ただ、まだ認知度が高くないように思いますので、今後さらに多くの方にこのような活動を知ってもらいたいと思っています。
23 11月 2021 at 15:09
こんにちは!コメントありがとうございます。
ビッグイシュー、私は知らなかったです!調べてみようと思います!
たしかに、ホームレスの方は失業者の人もいると思いますし、就業の機会を与えることは大事ですね。
素敵なコメントをありがとうございました!
30 11月 2021 at 22:19
Ciao Yoko!
私も「ビッグイシュー」について初めて聞きました。もっと知りたいです!教えてくれてありがとうございます!
23 11月 2021 at 22:53
miukawagoeさん
確かに、東京でよくビッグイシューを売っている人を見ました。
わたしは、そのことを知っていたんですけど、勇気がなくて、声をかけて、買ってみることができませんでした。この記事やYokoさんのコメント読んだ後に、やっぱり一回でも買ってみればよかったんじゃないかと思い出しました。
ありがとうございます。
最後に、ホームレスの人に対して私たちができるもっとも簡単なことは、毛布や服をあげることだと思います。彼らは寒い路上で寝泊まりしているので、少しでも暖かく寝られるようにと、毛布をあげます。
>>>
わたしはお金を渡してビッグイシューを買うということもできなかったんで、
何かを直接あげるってこと、かなり勇気が入りそうだと思ったんです。
どう思いますか?
イタリアにも路上で生活しているのかなと思う人がいます。
時々、住人に(たぶん優しく、心配されて)話しかけられて、会話している様子を見ては、こんなことができた方がいいんだろうと思いつつ、通り過ぎる毎日です。
ボランティアはしたことがあって、やっぱりボランティアの団体や施設があると、協力しやすいなと思います。
miukawagoeさんは、このテーマに関して何か体験がありますか?
西田翔子
24 11月 2021 at 3:39
西田先生、コメントありがとうございます。
わたしは高知県でビッグイシューを売っている人を見たことがなかったので、東京に行った時に見つけたら買ってみたいなと思いました。
確かに、直接声をかけることは難しいと思います。
ブログにも書いたあいりん地区では、ホームレスの人に毛布を渡せるボックスのようなものがあるらしいです。
また、ホームレスの人に対する物資支援のボランティアもあるようです。
こちらのサイトは、池袋にてホームレスの人に対する支援を行なっている団体のものです。
https://tenohasi.org/donate-support/goods/
わたしはこのテーマに関しての体験はありませんが、誰かを助けたいという思いはあるので、これからいろいろと調べて体験したいです。
30 11月 2021 at 22:11
みうさんの記事がとても良かったです。書いてくださった方、ありがとうございます!
パンデミックの影響で、多くの人が仕事がなくなり、ホームレスの数が増えていると思います。この人のために、特別な言葉が生まれました、それは「Nuovi poveri・新しい貧乏」。
(残炎ながらそれについて日本語や英語で記事を見つけていませんが、この記事はおすすめです!ビデオもありますhttps://stream24.ilsole24ore.com/video/italia/milano-lunga-fila-il-cibo-nuovi-poveri-il-covid/ADSXawOB?refresh_ce=1)
私はフィレンツェ出身で、今ヴェネツィアに住んでいますが、どちらの街にもホームレスの人がたくさんいますね。個人的には、お店に行く途中でホームレスの人に会ったら、食べ物を買ってあげます。また、おすすめしてくれたように、毛布や服を寄付したいと思います。
日本にホームレスを支援する任意団体があるかどうか、みうさんは知っていますか?
30 11月 2021 at 22:18
あ!今ばかり西田先生へのコメントを読んで、「てのはし」という団体を見ました。教えてくれてありがとう!
1 12月 2021 at 5:04
ダリアさん、コメントありがとうございます!!
新しい言葉が生まれたんですか!日本ではホームレスにまつわる新しい言葉は生まれなかったので、すごいなと思いました。
ビデオもありがとうございます!見てみます!
ホームレスの人、たくさんいるんですね。食べ物を買ってあげるのはとてもいいと思います。わたしも毛布や食べ物を渡したいと思います。
わたしはこの記事を調べる前までは全く知らなかったのですが、東京には支援する団体があるようです!
東京の任意団体のサイトです。ご参考になれば幸いです!
https://www.ribonsodan.com
30 11月 2021 at 22:11
みうさんの記事がとても良かったです。書いてくださった方、ありがとうございます!
パンデミックの影響で、多くの人が仕事がなくなり、ホームレスの数が増えていると思います。この人のために、特別な言葉が生まれました、それは「Nuovi poveri・新しい貧乏」。
(残炎ながらそれについて日本語や英語で記事を見つけていませんが、この記事はおすすめです!ビデオもありますhttps://stream24.ilsole24ore.com/video/italia/milano-lunga-fila-il-cibo-nuovi-poveri-il-covid/ADSXawOB?refresh_ce=1)
私はフィレンツェ出身で、今ヴェネツィアに住んでいますが、どちらの街にもホームレスの人がたくさんいますね。個人的には、お店に行く途中でホームレスの人に会ったら、食べ物を買ってあげます。また、おすすめしてくれたように、毛布や服を寄付したいと思います。
日本にホームレスを支援する任意団体があるかどうか、みうさんは知っていますか?
30 11月 2021 at 22:18
あ!今ばかり西田先生へのコメントを読んで、「てのはし」という団体を見ました。教えてくれてありがとう!
1 12月 2021 at 5:04
ダリアさん、コメントありがとうございます!!
新しい言葉が生まれたんですか!日本ではホームレスにまつわる新しい言葉は生まれなかったので、すごいなと思いました。
ビデオもありがとうございます!見てみます!
ホームレスの人、たくさんいるんですね。食べ物を買ってあげるのはとてもいいと思います。わたしも毛布や食べ物を渡したいと思います。
わたしはこの記事を調べる前までは全く知らなかったのですが、東京には支援する団体があるようです!
東京の任意団体のサイトです。ご参考になれば幸いです!
https://www.ribonsodan.com