初めて、2018年にユネスコの統計局(UIS)は世界中の十代の若者の三分の一が最近いじめを経験したと報告した。SDG4に向けた進展を監視して、UISは学校へのアクセス、参加、教育レベルなどに関するさまざまな課題について、グローバル教育データベースを学年ごとに更新している。2018年のデータを読んでみると、いじめられた青年期の学生たちは多くて、どの国にもいる。また、裕福な国の移民の若者は、地元で生まれた若者よりもいじめを経験する可能性が高い。
最近の私たちの社会をみると、日本の学校でもイタリアの学校でも外国人の子どもや移民・移住の背景のある家庭の子どもが多くて、段々増えている。特に、日本では、外国人の子どもは就学義務はなく、外国人生徒には小学校、中学校だけではなく、高校・大学受験の壁などもあり、日本語指導が必要な生徒は多い。イタリアでは、全ての子どもに就学義務があるが、同じ問題があるようだ。
社会でも学校でも、外国人が抱える問題はたくさんある。もっと具体的に考えると、一番大きい問題は言語と文化だ。外国人の生徒は住んでいる所の言語を知らないと、先生と同級生同士のコミュニケーションは難しくなって、授業を受けることも大変になる。自分の母語を話せる学生たちより、学ぶのはもっと時間がかかって、強い関係を作るのは怖いかもしれない。ある場合には、いじめの理由になる可能性も高い。
もう一つの問題は文化だ。特に移民者の子供たちにはこの問題があるそうだ。両親は自分が生まれた国の文化と言語を知っているが、その子供たちは他の国に生まれたので、その国の文化と一番繋がっている。そのため、学校だけでなく、家でも両親の文化と言語につながるのは難しい。この状況は学校と学びの質に影響を与える。
その状況の一つの例はユーチューバーの「oh no nina」だ。ニナは韓国系アメリカ人で、子供の頃からずっとこの文化的なギャップを感じていた。面白いことに、彼女はアメリカの文化を知っていても、アメリカ文化に対しても韓国文化に対してもギャップを感じた。このギャップは学校でも家族でもあった。数年前、曾祖母がアルツハイマーで病気になった時に、ニナは遂にこの言語/文化のギャップの大きさに気付き、韓国語を勉強し初めて、韓国の文化とちゃんと繋がった。
今週のポストのためにグループのみんなと話し合うと、グループのドナテッラさんは親友のことを考え、その友人の経験について話したいと思っていた。親友はイタリアに生まれたが、スリランカの出身の両親はイタリア語が流暢ではなく、家庭ではタミル語と英語で話すことがほとんどだった。そのため、彼女は小学校に通い始めると、イタリア人の親がいる子供たちよりイタリア語の習熟度が低かったので、初めにイタリア語をたくさん間違え、言いたいことをよく表すことができず、クラスメイトからいじめを受けてしまうことが多かった。間違えると、先生から厳しく叱られたり、悪い点をつけられたりするせいで、学校に通うのは本当に大変だった。今は友人はイタリア語が上手になったが、その経験したことについて考えるとまだつらいと言っていた。失敗を恐れずに話すことができ、公正に学べるところであることは、学校の責任であり、住んでいる国の言語能力が低い学生がいる場合も、その責任を果たすことは非常に大切だ。この記事に書いたいくつかの問題に取り組むように、先生は生徒たちに外国人の学生の立場をよく考えさせ、できるだけ生徒たちの意識を高めたらいいだろう。もちろん、まずは先生が適切な振る舞いをすべきで、恐らく教師はもっと厳密に採用されたほうがいい。また、外国人の学生は同級生との関係や団結を強化するために、コミュニケーションがとても大事で、学校に外国語を話せる特別な教師がいれば、外国人の学生と同級生とのコミュニケーションを手助けし、役に立つだろう。
「質の良い教育を皆に」SDGs4グループ3 (ジロット・シルヴィア カンタ・ドナテッラ ピンナ・アレッシア 安岡里都 小川日向子 伊藤歩海)
ソース
http://uis.unesco.org/en/news/new-sdg-4-data-bullying
https://teachforjapan.org/entry/column/2021/09/02/sdgs4-educational-issues-immigrant-children/
https://studentcompetitions.com/posts/problems-that-can-be-faced-by-international-students
統計局 | とうけいきょく | Statistics office |
進展 | しんてん | progress, development |
監視 | かんし | monitoring |
裕福な国 | ゆうふくなくに | wealthy country |
就学義務 | しゅうがくぎむ | obligation to attend school |
移民者 | いみんしゃ | immigrants |
同級生 | どうきゅうせい | classmate |
曾祖母 | そうそぼ | great-grandmother |
習熟度 | しゅうじゅくど | proficiency |
言語能力 | げんごのうりょく | language ability |
14 11月 2021 at 11:12
興味深い投稿を書いてくれて本当にありがとうございます。いじめは確かに深刻な問題で、高校生までが最もリスクが高いと思います。私はアルバニア人やルーマニア人の友人が何人かいますが、彼らは出自のせいで学校で侮辱されたり、いじめられたりしたと言っていました。まだまだ課題は多く、イタリアの学校では問題を収束させるのに十分ではないと思います。
14 11月 2021 at 11:42
とても考えさせられる記事でした。私も、グローバル化が進む中、日本はまだまだ外国人を受け入れる環境が整っていないと感じます。生まれた背景や文化を気にすることなく、多様性を受け入れる社会に変わるためには、どうしたらいいか考えようと思いました。どんな人でも平等に教育が受けられるよう支援する体制ができたらいいですね。自分自身も周りをみて、言語や文化の問題で苦しんでいる仲間がいると積極的に声をかけようと思いました。
14 11月 2021 at 12:26
グループでの話し合いから生まれてきた、興味深いポストを読ませてもらい、ありがとうございました。ちょうど以下の論文を読んでいたところです。https://jll.pitt.edu/ojs/JLL/article/view/125/231 日本語教育もinclusiveになるように願いながら、日常のengagmentもいかに必要だと毎日実感しています。その視点から見たこのVirtual 留学プロジェクトではどうなっているのかについても、いつか読めたらいいなと。期待しています:)
14 11月 2021 at 19:44
とても感動的な記事です。特に「失敗を恐れずに話すことができ、公正に学べるところであることは、学校の責任であり、住んでいる国の言語能力が低い学生がいる場合も、その責任を果たすことは非常に大切だ」と述べてくれましたが、私もとても賛成です。私の友達はインド人で、ドナテッラさんの友達みたいな経験しました。先生も学生達も彼のイタリア語をからかったので、とても大変でした。これは私の友達の話でしたが、学校でこのような問題がよく起こってしまいますから、もっとインクルーシブ教育が必要だと思います。
この記事を書いてくださってありがとうございます。
14 11月 2021 at 21:21
あゆみさん、とても興味深い記事を書いてくれてありがとうございます。
いじめは世界中の小中学校、そしてたまには高校でも起ってしまうことです。例えば私も小学校の頃、母が日本人だから私もアジア系の顔つきがあるため、他の子供たちに「中国人!」ていつも叫ばれ、仲間外れにされたり、馬鹿にされたりしました。私は子供の頃から結構気が強い性格だったので、他の子供たちの言葉を気にしないで気軽に過ごしましたが、もっと多感な子だったらかなり大変だっただろうと思います。いじめをなくすためには、子供たちに小さいうちから多様性を教えて、もっとオープンな考えに向けた教育を受けさせるべきだと思います。
16 11月 2021 at 12:14
とても興味深い記事です。
ドナテッラさんの友達のように、私の親友も中学の時に、いじめられていました。セネガルからイタリアに引っ越してきたばかりでイタリア語があまり話せなかったからです。
この記事に書いてように、いじめは世界中で、どの学校でも起こっています。いじめはなくすでためには、子供たちに多様性や他人への敬意を若いから教えることだと思います。
18 11月 2021 at 9:03
興味深い記事ありがとうございます。現在私も日本に外国人の支援をできるためにいろいろ考えており、外国人児童生徒の課題を考える重要性をこの記事を読んで考え直しました。私は数名の外国人に来日した感想を聞いたことがあり、やはり言語と文化が問題となっているとわかりました。札幌には「札幌子ども日本語クラブ]という外国人の児童生徒に対して教育の支援を行なっている場所があります。このような場所が増えると良いと感じました。また子供達に「外国人」について正しい教育を教えることもとても必要となります。
18 11月 2021 at 9:03
興味深い記事ありがとうございます。現在私も日本に外国人の支援をできるためにいろいろ考えており、外国人児童生徒の課題を考える重要性をこの記事を読んで考え直しました。私は数名の外国人に来日した感想を聞いたことがあり、やはり言語と文化が問題となっているとわかりました。札幌には「札幌子ども日本語クラブ]という外国人の児童生徒に対して教育の支援を行なっている場所があります。このような場所が増えると良いと感じました。また子供達に「外国人」について正しい教育を教えることもとても必要となります。
18 11月 2021 at 14:54
あゆみさん、このおもしろい記事を書いてくれてありがとう。
いじめの問題は世界中で非常に深刻ですが、日本ではさらに深刻だと読んだことがあります。 これは私をとても悲しくさせます。
ニーナの話やドナテッラの友達の話を知りませんでした。 残念ながら、イタリアや世界の他の地域でもそのような状況を見つけることは珍しいことではありません。 最大の問題は、子供たち自身が悪いことを知っていて、いじめさえも違う人たちを排除していることです。 さらに、大人や教師が教室や家庭でこれらの状況にしばしば気付くのは悲しいことです。
私は最近、川上未映子の「Heaven」という日本文学の本を読みました。この本は、出版社「Edizioni e/o」によってイタリア語で出版されました。 とても悲しいですが、私はそれを強くお勧めします。
18 11月 2021 at 14:54
あゆみさん、このおもしろい記事を書いてくれてありがとう。
いじめの問題は世界中で非常に深刻ですが、日本ではさらに深刻だと読んだことがあります。 これは私をとても悲しくさせます。
ニーナの話やドナテッラの友達の話を知りませんでした。 残念ながら、イタリアや世界の他の地域でもそのような状況を見つけることは珍しいことではありません。 最大の問題は、子供たち自身が悪いことを知っていて、いじめさえも違う人たちを排除していることです。 さらに、大人や教師が教室や家庭でこれらの状況にしばしば気付くのは悲しいことです。
私は最近、川上未映子の「Heaven」という日本文学の本を読みました。この本は、出版社「Edizioni e/o」によってイタリア語で出版されました。 とても悲しいですが、私はそれを強くお勧めします。
18 11月 2021 at 15:46
あゆみさん、こんなに興味深い記事を書いてくれてありがとうございます。
いじめが蔓延しているのは本当に悲しいことで、私は個人的にいじめの被害者を知っており、私自身も思春期に困難な時期を過ごしてきました。 残念ながら、この現象は特に外国人の子供や、異なると認識されている人に影響を及ぼします。 これらのダイナミクスをできるだけ防ぐために、教師はもっと意識する必要があると思います。 小学生の子供たちは、外国文化についてもっと教育を受けて、家族との違い考えるに渡りをつけるべきだと思います。
18 11月 2021 at 15:46
あゆみさん、こんなに興味深い記事を書いてくれてありがとうございます。
いじめが蔓延しているのは本当に悲しいことで、私は個人的にいじめの被害者を知っており、私自身も思春期に困難な時期を過ごしてきました。 残念ながら、この現象は特に外国人の子供や、異なると認識されている人に影響を及ぼします。 これらのダイナミクスをできるだけ防ぐために、教師はもっと意識する必要があると思います。 小学生の子供たちは、外国文化についてもっと教育を受けて、家族との違い考えるに渡りをつけるべきだと思います。