私たちは言語教育について話し合うグループです。今回は、みんながそれぞれ学校でどんな外国語の授業を受けてきたのか、話し合いました。

メンバーのほとんどが、小学校から授業で外国語を習っていた。小学校では、簡単なゲームを中心に行い、学習というよりも楽しみながら異言語に触れるという感覚であった。校種が上がるにつれ、より広く深く難しいものとなった。実践的ではないフレーズを学んだように思う。さらに教師によっては発音が悪かったり、眠くなるような授業展開だったりと、充実した言語教育は教師によって大きく変わってくる。また、外国語を上手に使えないという、自信のなさから、恥ずかしさを持っていた。それにより、積極的に授業に参加できず、受け身な授業になっていた。学生の性格によっても言語教育は左右されるのではないだろうか。授業内容を振り返ると、「話す」よりも「読む」「聞く」「書く」が中心であり、受験科目のための外国語というような授業であった。もちろん、楽しいと思える授業もあった。道案内をする授業で、実際に学校の教室を迷路みたいに道を作り、ペアで道案内を外国語でした。状況設定がしっかりとなされており、状況の中で実際に使える言語を学べた。

これらから考える、自分たちの「言語教育で大切なこと」とは、まず一つに、言いたいことや表現したいことを自分自身が認識することである。これがあるから、「言語を学びたい」「伝えたい」という想いが生まれ、授業に、積極的に取り組めるのであろう。二つに生徒が自分自身で伝えたいことを表現できるようになるために教師側が授業を工夫することである。教科書中心の授業だけではなく、児童・生徒の興味関心を掻き立てるような教材を選び、時には教師自身が作り、コミュニカティブな授業を展開する。さらに、教師自身もその言語のスキルをアップさせることだ。

自分の学校の授業について振りかえってみると、これからの言語教育が何を目指し、どんな意識づけが必要なのか見えて来よう。