皆さん、こんにちは。グループ20「環境保護」を責任者として担当してきたステファノと申します。これから、このあっという間にすぎてしまった二か月を顧みてプロジェクトについて個人的な意見を少し書かせてもらいます。

プロジェクトの活動を経て、自分だけじゃなくてグループのメンバーやPiccoli Gruppi の学生たちは日本語がみるみる上達してきたという事実に最初から本当に感心しました。この事実は、プロジェクトの一番いい点、つまり、成績がない、自由でゆとりある話せる場所になるという点につながっているのではないかと思います。それに、上下関係や普通ならの先生と学生の区分がなくなって、話すレベルより自分の主張を伝えるのが最優先になってくるという経過が認められて、とにかくプロジェクトは大成功に終わったともいえるでしょうね。

プロジェクトのもう一つのいい点といえば、イタリアと日本の学生とのコミュニケーションを密接で直接にしたということです。スラック、ズームやブログを通して、多くの人と会話できて仲良くなったりしました。その意味で、プロジェクトは人間関係のほうからも留学の代わりになりました。

そして、責任者として学んだことはいっぱいあります。特に、自由会話の時に正式に教える立場にいたはずでも、逆に「教わる」や「受ける」ことが常にあって、様々な発見ができました。同時に、言語学習の難しさやSDGs系テーマの複雑さもあらためて思い知らされました。ただし、こういう発見はほとんどプロジェクトの後半に限っているのです。残念ながら、バーチャル留学の前半は私が責任者という役割を全体的に考えることもできず、プロジェクトの可能性もしっかりと掴めませんでしたから、会話の契機を時々無駄にした気がします。また、会話や研究はたった一つのテーマに限定されていたから、刺激的でないときもあったりしました。たぶん今後のプロジェクトに予備の打ち合わせをもっと行わればいいのではないかと思います。

しかし、プロジェクトは全体的に素晴らしかったですし、後半を満喫できて、本当に楽しくて、参加できてうれしいです。様々な意見、主張や観点を交わして、文化交流ができて、多様性を楽しめる経験にしてくれたみんなの参加者にありがたいです!また、先生やコーディネーター、グループのメンバー同士たちに、大変感謝しています!