2021-03-12 HAEIN YOON

2019年12月に初めて報告されたCOVID-19は、私たちの暮らしにおいて経済、環境、医療など様々な部分で大きな影響を与えています。 私はその中でもCOVID-19が環境に与えている影響について話したいと思います。

1.温室効果ガスの排出量の変化が大気に与える影響

COVID-19の急激な拡散により、多くの国で封鎖措置が行われ、それに伴い経済活動が大きく萎縮し、人々は一時的に地球環境の急速な改善を経験しました。 これについて各種メディアは、「コロナの逆説」と称しています。

オランダ王立気象研究所(KNMI)は、コペルニクス·センチネル衛星を通じて二酸化窒素(NO2)の変化程度を追跡し、写真として製作した。

図で赤い領域として示されている二酸化窒素は、工場などの場所で化石燃料を使用する際に主に生成され、酸性雨発生の原因となる物質です。 COVID-19の発生が激しかったイタリア北部では、都市封鎖政策による経済活動の減少により、二酸化窒素の濃度が著しく減少しています。 このような現象はフランス、スペイン、ポルトガルなど、ヨーロッパのほとんどの国で現れています。

2.人の活動の減少が動物に与える影響

また、動物園、水族館などの展示施設で飼育する動物たちの福祉は、より改善されているという主張もありました。 伝染病の拡散を防ぐため、動物展示施設を長期間休館する事例も多くなったためですが、これによって動物が人間から受けるストレスが減ったということを根拠に挙げています。 しかし COVID-19の拡散が長く続き、先に述べた部分とは異なり、展示施設の状況が他の方向に悪化しているというニュースが聞こえてきます。 休館が長期化するにつれ、展示施設が経済的に悪くなり、動物に提供すべき餌の供給も難しくなっています。 そのため、動物が飢え死にしたり、他の動物を食べたりする事例が発生しています。

例として、ドイツの「ノイミュンスター」動物園は、COVID-19の拡散に伴う非常計画として、動物安楽死のリストを作っていました。 ドイツ全国の封鎖措置の後、訪問者数が減り、動物にきちんと飼料を供給することすら困難な状況に直面しているためです。

COVID-19によって様々な変化が同時に発生しています。 このような現象は一時的なものだという意見が多いが、警戒心を緩めるとより大きな環境汚染が訪れるということは公然の事実です。 次の世代にどのようにすれば損傷を受けていない、より良い環境を伝えることができるのかを考えながら実践することが、今の時代の課題ではないかと考えています。