海洋資源の中で具体的な資源だけでなく無体資源もあります。海洋エネルギーは無体資源の一つです。インターネットで海洋エネルギーの定義を検索すると「海洋エネルギーとは海洋が持つエネルギー資源である」と定義されているものですが、どのようなエネルギーなのでしょうか?

  海洋エネルギーは異なる由来があります。例えば波力をはじめ、温度差、塩分濃度差などはほんの一部に過ぎません。波力を調べてみると、波力発電と呼んでいるエネルギーが生じます。波の状況は予測しやすく発電量の見通しが付けやすいといわれているので、世界中で研究が進められています。波力発電の中で海流を利用しているものをはじめさまざまなタイプのものがあります。

  そして、海洋温度差発電はあります。私にとってこのエネルギーはとても面白そうだと思います。温度差からの発電は具体的にどのように機能するのでしょうか?簡単に言えば、海洋の海水の異なる層の温度を測定すると、表層と深層ではだいぶ温度差があります。温度差を利用して発電するシステムをOTEC(Ocean Thermal Energy Conversion)と言います。深海から冷たい海水を表層へ汲み上げて、そこで、表層の温かい海水で暖められ蒸気になります。それから、タービンのシステムはエネルギーを生成します。その後、蒸気が凝縮されて液体に戻ります。この繰り返しを行うことによって化石燃料やウランを使わずに発電することが出来ます。

  話したいことの最後の海洋エネルギーは塩分濃度差発電です。私がすべての挙げたエネルギーの中で、おそらく最も複雑なプロセスを持っているものだと思います。それを考慮すると、できるだけ簡単に説明してみます。塩分濃度差発電は、海水と淡水の塩分濃度の差を利用して電気を作り出す発電です。そのエネルギー発電方法には多くの利点があって、その中で以下の通り三つがあります:

  • 海に面した河口など、発電可能地域は世界中に存在します。
  • 日光や風など自然現象の影響を受けません。
  • 二酸化炭素や放射性廃棄物など、環境に悪影響を与える物質を発生しません。

  最後に、海洋エネルギーは再生可能エネルギーと呼ばれているものの一つです。再生可能エネルギーを利用する以上の速度で自然界によって補充されるエネルギーという。そのエネルギーは再生可能エネルギーだから、環境にとてもいい発電方法なではないでしょうか。では、どうしてほとんどの国があまり使いませんか?その理由は、球温暖化にともなう二酸化炭素排出規制を受ける設計された環境負荷の低い再生可能エネルギーと言われていても、コストが高くて過ぎて大規模再生可能エネルギーを利用するのは困難です。