差別とは何?

差別は、私たちが目にするニュースや新聞だけでなく、特に私たちの日常の小さな行動の中にもある。

今週は、学生や同僚に「『差別』とは何か」「日常生活の中で小さな差別的な仕草を見て、考えさせられたことはないか」を聞いてみた。ある彼女は、チームメイトに外国人がいて、他のメンバーは彼女の名前を正しく発音しようともしなかったと言っていた。

別の彼女は、差別については、「誰かを「異質」にする何かを見つけ、それを使って相手を傷つける」と述べていた。

私も先日、駅に向かって歩いていたところ、男性が立ち止まって車を手伝ってくれと頼み、私が後ずさりしているのを見て、「心配しないで、私はイタリア人だから、外国人ではないよ」と答えた。今こそ、無知に終止符を打ち、ある種のものが私たちが考えるような「普通」ではないことを理解すべきだと思う。

そのためには、まず「平等」とは何かを理解する必要がある。 辞書で調べると次のような定義が出てくる。

「個人間に、あるいは集団間に、なんらの差別もない状態をいう。たとえば、法の下の平等、両性の平等、国家間の平等などがその例」

しかし、辞書で定義を調べるよりも、さきと言ったように日常的な生活の中で周りに目を向けてみるのが良いのではないだろうか。

「あなたにとって、平等って何か」と聞いてみた時は、「誰もが安心して公平に過ごすことができる社会が成立していることだ」と答えた彼女がいた。そして、「学校の制服」という例を挙げた。確かに、ジェンダー平等の問題を考えると、自分の好きなものを着る権利も非常に重要になるだろう。

「平等はみんなが同じ扱いを受けることだ」と答えた彼女もいた。また、彼女にとって「差別、偏見、ステレオタイプのこの三つの分け方が難しい」だ。その理由がわかった気がする。それは、差別、偏見、ステレオタイプは同じ原因があるからだ。この原因は「無知」、「物事に対する非認識」だと思う。「心配しないで、私はイタリア人だから」と言うのは、意識がないということで、イタリア人とそうでない人の間には違いがあると信じることだ。この信念から、人はみな平等ではなく、その結果、平等の権利を享受していない人もいるという考えが生まれる。

だから、人々の信念を変えて、人々の意識を高めると、その結果平等な社会が作られるか?私は答えられない。しかし、そうすると今よりももっと平等な社会になると信じている。

皆さん、どう思うか?差別・平等とは何だと思うか?より平等な社会を作るためには、何が必要なのだと思うか?

Maria, Serena

単語:

差別 discriminazione

平等 uguaglianza

行動 azione

発音する pronunciare

異質 eterogeneo

制服 divisa scolastica

権利 diritto

偏見 pregiudizio

原因 causa

無知 ignoranza

非認識 inconsapevolezza

信念 credenza