この最後の記事では、グループ10のメンバーである、私たちがプロジェクトでの経験を共有したいと思いました。 読者の意見を反映しているかもしれないので、メンバーの意見を読んでおもしろいと思いました。

ジョヴァンニ
この2か月を振り返ると、色々な面から見ると10月の頭の私が今の私とは大きく違う気がしてきました。第一、単純に言うと当時の私はSDGsについてほとんど何も知らなかったです。SDGsの意味ぐらい分かっていましたが、私たちから遠くて抽象的なものとしてしか取れなかったんです。つまり、エンパワーメントの意味がさっぱり分からなかったんです。
それに、エンパワーメントとは一人で自分の周りにある環境を無視して果たすものではないということも分かりました。それは、この2か月の間出会った人とアイディア交換したり対話したりし、私の「世界」とまるで違う世界を見せてもらったおかげです。これから、SDGsだけではなく、日常生活のどんなことでもある程度私次第だという考えを前提として生きていって、エンパワーメントの本当の意味を少しずつ把握できたらいいと思います。
栄佑
私達のチームの目標は環境問題関わるものだったのでした。一致していた意見は、原子力発電はリスクが高いため頼らないことと、温室効果ガスの排出を減らすべきであるという2つです。しかしながら、「どの程度再生可能エネルギーに頼るべきか」という点において意見が割れました。積極的に導入していくべきであるという意見と、電力の安定供給ができなくなってしまうという問題もあるという2つの意見に割れました。この問題の答えを出すのは難しいですが絶えず考え続け、話し合い、一定の合意を得た意見を形成することの大切さを知りました。
今回の2か月間はとても貴重なものになりました。意見を交換する、ましてや他の文化圏の人と意見を交換する機会はとても貴重なものだったので、この経験を今後に活かしていきたいです。
フランセスカ
私はこのプロジェクトから、理論的な点と個人的な点から大変勉強になりました。まず、毎週調べなければならなかったので、 気候変動に関連するテーマについて知識が増えてきました。また、Nolbrickに掲載された記事を読んで、他の学生から多くのことを学びました。
この経験から、機会があれば人々が参加し、責任感を育むことができることを学びました。プロジェクトの終わりに、定期的に自由会話に参加した学生は、世界的か政治的変化から個人としての責任まで、さまざまな問題について新しい見方をしたと思います。
私にとって、時々人々は正しい方向へのプッシュだけを要して、このプロジェクトがそれを提供すると思います。また、社会か環境問題について自分で意見を述べる時間がない場合や、詰らない場合もあると思いますが、授業でこれらのテーマを探求する機会があれば、やる気が高まります。
ノラ
プロジェクトが始まった時に、自分が何をすべきなのかよくわからず、日本語にも自信がなかった ので、少し戸惑いました。しかし、グループのメンバーと仲良くなるにつれ、気持ちが楽になって きました。私にとって身近なテーマであるSDGsについて、地球の反対側から来た学生と話すこと で、今まで考えたことのない新しい視点を得ることができました。日本語のスキルアップも楽し かったし、他の学生と出会って新しい友達ができたこともとても嬉しいです。
たくみ
私はこのプロジェクトを通して、’場’の創出が私たち個々人に深い思考を与えてくれることを実感することができました。
例えば、私のグループつまり’場’では気候変動に対して関心のあるメンバーが集い、そこで各々の考え方を披露することで、自分が常時具えているデフォルトの観点とは異なる観点から気候変動問題に対してのアプローチの仕方をメンバーそれぞれが認識することができるようになりました。これは、形成された関心のコミュニティ内で、異文化相互作用が働き、個々人の分散的な目的が洗練され協働的な形になった結果です。今後、私たちは、自らのライフプロジェクトにおける目的が異なるため、各々違う道を歩んで行くとは思いますが、私たちが今回議論し合った気候変動問題のような複雑性のある問題を取り組むには分散的な個々人が協働的になり、大義を掲げる必要性があるため日本、イタリアの若者の間で何か協働的にアプローチが引き続きできることを願っています。

ここまで読んでくれてありがとうございます!
お疲れ様でした!これからも変化を続けましょう。
単語リスト
反映 reflection |
振り返る to turn one’s head |
単純 simple |
抽象的 abstract |
さっぱり feeling refreshed |
無視 disregarding |
果たす to accomplish; to achieve; |
交換する exchange |
対話する dialogue |
前提 condition |
把握 grasp; understanding |
原子力発電 nuclear power generation |
頼る to rely on |
積極的 positive |
安定供給 stable supply |
導入 introduction; bringing in |
絶えず constantly |
一定 fixed |
合意を得た (coming to an) agreement |
形成する formation |
責任感 dsense of responsibility |
文化圏 cultural sphere |
貴重な precious |
活かす to make (the best) use of |
掲載 publication |
29 11月 2021 at 22:20
グループ10、この考えを共有してくれてありがとうございました。大切にします。特に「観点」の話は考えさせた部分だと思います。このプロジェクトのおかげで、考える時間、意見交換できる時間、問題意識を高める時間、グループの成長を認識できる時間などを得ましたでしょ。また、自分の観点だけではなく、他の観点も大事にすることも習ったのですよね。
最後の記事、もう一回ありがとうございます!
30 11月 2021 at 0:16
この数ヶ月間、献身的に活動してくれたメンバーの皆さんに感謝します。
私もこの数ヶ月間、SDGsについての知識を深めたり、異なる視点を持つ人々と議論したりすることで、多くの新しいことを学ぶ機会がありました。また、さまざまな習慣ややり方を持つ人たちと一緒に仕事ができることも、私にとって基本的なことです。
常に前進あるのみ!