何故エネルギーに関して考える必要があるか、その主な理由として、エネルギーを生み出す際の二酸化炭素が地球温暖化を促進させる主な要因となることが挙げられます。そして、この地球温暖化により、海面水位上昇、砂漠化、大型台風、ハリケーンの発生、食糧不足、熱波や伝染病による人の健康への悪影響など1)が起きています。。さらに、2019年において、日本の二酸化炭素排出量の割合は、4割が発電所、3割が工場、2割が自動車2)であります。つまり、特にこれら3つ分野に関して改善することが現在求められています。これからも人口は増え続けると予想される3)ため、エネルギー改革に関する取り組みは緊急性を要しますね。
さて、上述したように、発電所、工場、自動車が主な二酸化炭素排出の要因となっているため、これらに関して考える必要があります。図5に主要国の電源別発電電力量の構成比4)について示します。日本について着目すると、世界と比較して、化石燃料の割合が高く、主要国と比較して原子力の割合が低いです。一方で、イタリアについて着目すると、世界と比較して原子力が無く、その他の割合が高いです。このその他には、太陽光、地熱、風力、バイオマスといった発電方法が含まれているため、これらの水力、その他の発電をどう伸ばしていくかがこれからの問題でありますね。
図1 ベネチア(2019年)
図2 熊本(2020年)
図3 日本におけるエネルギー起源二酸化炭素排出量
図4 世界人口の予想推移
図5 主要国の電源別発電電力量の構成比
参考文献
- https://shouene-kaden2.net/know/influence.html
- https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/sangyo_gijutsu/chikyu_kankyo/ondanka_wg/pdf/003_03_00.pdf
- https://www.gapminder.org/topics/population-forecasts/
- https://www.fepc.or.jp/enterprise/jigyou/shuyoukoku/index.html
単語リスト
地球温暖化:il riscaldamento globale
海面水位:Livello del mare
砂漠化:desertificazione
発電所:Centrale elettrica
エネルギー改革:Riforma energetica
主要国:Paesi principali
23 11月 2021 at 22:37
エネルギーについての問題提起、ありがとうございます。
さらに、2019年において、日本の二酸化炭素排出量の割合は、4割が発電所、3割が工場、2割が自動車2)であります。
>>>4割が発電所ということで、石炭燃料の割合が高いことと関連しているのでしょうか?
CO2や様々なコストとのかね合いからの原発再稼働の議論、イタリアにいながら最近よく耳にします。
もちろん単純な問題ではないとわかっていますが、sato19980403さんはどんなお考えですか?
グループの方と議論したことがおありかもしれませんね。
一方で、イタリアについて着目すると、世界と比較して原子力が無く、その他の割合が高いです。このその他には、太陽光、地熱、風力、バイオマスといった発電方法が含まれているため、これらの水力、その他の発電をどう伸ばしていくかがこれからの問題でありますね。
>>>伸ばしていくために、何が障害になりそうでしょうか。
電力やガスなど、イタリアでは値上げの傾向のようです。
じぶんの生活に関連が大きくあるので、興味を持っていますというか、切実な問題として感じております。
西田翔子
25 11月 2021 at 5:10
コメントしていただきありがとうございます。
まず、二酸化炭素排出量に関しては、西田さんがおっしゃる通り、石炭発電による割合が最も高く、それに続いて石油、天然ガスによる発電が上述した4割の大部分を占めています。ここで、二酸化炭素の排出は燃焼させた時に生じる反応物だけでなく、建設や運営、燃料の採掘まで含めたライフサイクル(おそらく)と呼ばれるものを考慮した二酸化炭素排出量を意味します。URLを貼っておくので是非拝見してみてください。
原子力発電所に関しては、確かにグループでも話し合いになりました。僕一個人の意見としては、再稼働に賛成です。現在、ヨーロッパの国々を中心に二酸化炭素排出量0を目指して政策が進められています。そして、二酸化炭素排出量に応じて関税をかけるような動きがあるため、火力発電をメインにしている日本はこのままでは製品を売ることができません。また、火力発電により二酸化炭素が大量に排出される限り、10年先ではなく、50年、100年先といった未来にていずれ必ず温暖化による深刻な影響を受けると考えられます。そのため、火力発電に代わる大規模発電が可能である原子力発電が不可欠であります。一方で、安全性に関して考える必要があります。東北地震の際に、福島第一原子力発電所は地震による設備の破損は無く、自動停止も出来ていました。しかしながら、津波による設備の浸水により、最終的に冷却装置が作用せず、事故が生じました。この事故から、津波による対策を施せば、今の原子力発電所の再稼働に問題は無いのではないかと考えます。(ただ、機械工学を専攻している学生からの観点からすると、東北地震レベルの津波に耐えられる建物を作り出すことは容易ではないのは確かです)
水力、その他の分野にて障害となるものについて、地熱発電に関してのみ返答させていただきます(他の分野は理由が何となくわかりそうなので)。地熱発電の主な問題としては、開発に15から20年程度かかることが挙げられます。また、これだけの時間と費用を費やしたにもかかわらず、最終的に稼働することが出来ない可能性もあるため、会社として非常に大きなリスクを抱えることになります。結局利益が出ない限り、これからもっと増やしていこうという流れは起こりにくいでしょう。ただ、極端に言うと、地球内部にあるほぼ無限大にあるエネルギーを利用した発電であるため、燃料を特に用意する必要がなく、一番効率の良い発電だと考えます。
https://www.kepco.co.jp/energy_supply/energy/nuclear_power/nowenergy/need.html
柴田悟
23 11月 2021 at 22:37
エネルギーについての問題提起、ありがとうございます。
さらに、2019年において、日本の二酸化炭素排出量の割合は、4割が発電所、3割が工場、2割が自動車2)であります。
>>>4割が発電所ということで、石炭燃料の割合が高いことと関連しているのでしょうか?
CO2や様々なコストとのかね合いからの原発再稼働の議論、イタリアにいながら最近よく耳にします。
もちろん単純な問題ではないとわかっていますが、sato19980403さんはどんなお考えですか?
グループの方と議論したことがおありかもしれませんね。
一方で、イタリアについて着目すると、世界と比較して原子力が無く、その他の割合が高いです。このその他には、太陽光、地熱、風力、バイオマスといった発電方法が含まれているため、これらの水力、その他の発電をどう伸ばしていくかがこれからの問題でありますね。
>>>伸ばしていくために、何が障害になりそうでしょうか。
電力やガスなど、イタリアでは値上げの傾向のようです。
じぶんの生活に関連が大きくあるので、興味を持っていますというか、切実な問題として感じております。
西田翔子
25 11月 2021 at 5:10
コメントしていただきありがとうございます。
まず、二酸化炭素排出量に関しては、西田さんがおっしゃる通り、石炭発電による割合が最も高く、それに続いて石油、天然ガスによる発電が上述した4割の大部分を占めています。ここで、二酸化炭素の排出は燃焼させた時に生じる反応物だけでなく、建設や運営、燃料の採掘まで含めたライフサイクル(おそらく)と呼ばれるものを考慮した二酸化炭素排出量を意味します。URLを貼っておくので是非拝見してみてください。
原子力発電所に関しては、確かにグループでも話し合いになりました。僕一個人の意見としては、再稼働に賛成です。現在、ヨーロッパの国々を中心に二酸化炭素排出量0を目指して政策が進められています。そして、二酸化炭素排出量に応じて関税をかけるような動きがあるため、火力発電をメインにしている日本はこのままでは製品を売ることができません。また、火力発電により二酸化炭素が大量に排出される限り、10年先ではなく、50年、100年先といった未来にていずれ必ず温暖化による深刻な影響を受けると考えられます。そのため、火力発電に代わる大規模発電が可能である原子力発電が不可欠であります。一方で、安全性に関して考える必要があります。東北地震の際に、福島第一原子力発電所は地震による設備の破損は無く、自動停止も出来ていました。しかしながら、津波による設備の浸水により、最終的に冷却装置が作用せず、事故が生じました。この事故から、津波による対策を施せば、今の原子力発電所の再稼働に問題は無いのではないかと考えます。(ただ、機械工学を専攻している学生からの観点からすると、東北地震レベルの津波に耐えられる建物を作り出すことは容易ではないのは確かです)
水力、その他の分野にて障害となるものについて、地熱発電に関してのみ返答させていただきます(他の分野は理由が何となくわかりそうなので)。地熱発電の主な問題としては、開発に15から20年程度かかることが挙げられます。また、これだけの時間と費用を費やしたにもかかわらず、最終的に稼働することが出来ない可能性もあるため、会社として非常に大きなリスクを抱えることになります。結局利益が出ない限り、これからもっと増やしていこうという流れは起こりにくいでしょう。ただ、極端に言うと、地球内部にあるほぼ無限大にあるエネルギーを利用した発電であるため、燃料を特に用意する必要がなく、一番効率の良い発電だと考えます。
https://www.kepco.co.jp/energy_supply/energy/nuclear_power/nowenergy/need.html
柴田悟
23 11月 2021 at 23:27
皆さん、こんにちは!イタリアでは、地球温暖化による海面上昇の問題が見られます。私たちの半島のビーチは、年々、海に「食べられて」います。海や環境の温度がどんどん上がっていくのと同じように。この状況の元へは戻られないかもしれませんが、改善は可能です。代替エネルギーに関しては、私の家の屋根にはソーラーパネルがあり、シャワーや料理に使う水を温めるのに使っています。小さな一歩かもしれませんが、みんながそうすれば、きっと違いがわかるはずです。興味深い記事をありがとうございました!
25 11月 2021 at 5:19
コメントありがとうございます!
日本では特に海面上昇による影響は感じられないため、イタリアでは海面上昇が実際に起きていることに驚きました。身近で地球温暖化による影響が目に見えて感じられたら非常に恐ろしいと思います。ソーラーパネルによる発電は非常に意義があると思います。全く持って、小さな一歩ではありません!設置できるスペースがある限り、もっと太陽光発電が導入されるといいですよね。
23 11月 2021 at 23:27
皆さん、こんにちは!イタリアでは、地球温暖化による海面上昇の問題が見られます。私たちの半島のビーチは、年々、海に「食べられて」います。海や環境の温度がどんどん上がっていくのと同じように。この状況の元へは戻られないかもしれませんが、改善は可能です。代替エネルギーに関しては、私の家の屋根にはソーラーパネルがあり、シャワーや料理に使う水を温めるのに使っています。小さな一歩かもしれませんが、みんながそうすれば、きっと違いがわかるはずです。興味深い記事をありがとうございました!
25 11月 2021 at 5:19
コメントありがとうございます!
日本では特に海面上昇による影響は感じられないため、イタリアでは海面上昇が実際に起きていることに驚きました。身近で地球温暖化による影響が目に見えて感じられたら非常に恐ろしいと思います。ソーラーパネルによる発電は非常に意義があると思います。全く持って、小さな一歩ではありません!設置できるスペースがある限り、もっと太陽光発電が導入されるといいですよね。
24 11月 2021 at 2:23
L’ha ripubblicato su NoLBrick Blog.