世界中で資本主義社会消費主義によって、必要以上の生産が行われています。

TheWorldCounts.comによると、世界に存在する食料を100とした場合、消費されている量は67、廃棄されている量は33と発表されています。その一方で、2019年時点で飢餓に苦しんでいる人は6億8780万人と言われており、最も飢餓者が多いアジアでは減少していますが、世界人口数の10%弱を占めています。

フードロスが大量に発生することは大量の食べ物や資源、エネルギーが無駄になるだけではなく環境悪化にも繋がります。水分を多く含んだ食品を焼却運搬する際二酸化炭素を排出するからです。まだ食べられる食料がなぜ捨てられているのでしょうか。食品ロスには2つのタイプがあります。

・食品関連事業者

・家庭

食品関連業者では規格外品返品、売れ残り、食べ残しが、家庭においては、食べ残し、手つかずの食品(直接廃棄)、皮の剥きすぎなど(過剰除去)が主な原因です。

ではフードロス削減のために私たちができる取り組みを取り挙げます。

•食べたい商品だけを買う

•締め切りに注意を払う

•期限が切れる前に密閉容器で食品を凍結します。肉、魚、野菜はより長く保存されます

•スーパーマーケットで期限切れに近い商品を低価格で購入し、すぐに消費する。売れ残りを防ぐことができます。

傷ついた果物や野菜を買う:多くの場合、八百屋ではそれをより安い価格で販売されています。

•食べ残しは捨てずに前日から食べる

・フードロス通販サイトを利用する

フードロス通販サイトとは賞味期限が近いなど様々な理由で売り出されなくなった食料をネットで特価で販売しているサイトです。

イタリアでは、スーパーマーケット、バー、レストランからその日の売れ残った食品を低価格で購入できる「Too GoodToGo」というアプリが発明されました。

日本でも野菜を取り扱っているサイトやスイーツを取り扱うサイトなど様々な種類のサイトがあります。私たちは低価格で食料を得て、フードロスも減らすことができます。 

皆さんは期限の表示の違いについて考えたことがありますか?

日本やイタリアでは期限の表示には違いがあります。イタリアではConsumare entroとConsumare preferibilmente entroの二種類あります。Consumare entroは生鮮食品など期限の短い商品に多く期限内に食べなければなりません。しかし、Consumare preferibilmente entroは期限の長いものに多く、期限を多少過ぎても食べることができます。日本でも賞味期限消費期限の二種類があり、賞味期限はConsumare preferibilmente entroと消費期限はConsumare entroと同じ意味を持ちます。

私達はこのように必要なものだけを生産、消費する必要があると思います。

次の動画ではフードロスや取り組みについて紹介されています。ぜひ見てください!

https://www.youtube.com/watch?v=M_uzXwesbCM

単語リスト

資本主義社会しほんしゅぎしゃかいcapitalist society
消費主義しょうひしゅぎconsumerism
廃棄はいきdisposal
飢餓きがstarvation
環境悪化かんきょうあっかenvironmental degradation
繋がるつながるto be related
焼却しょうきゃくincineration
運搬うんぱんtransportation
二酸化炭素にさんかたんそcarbon dioxide, co2
規格外品きかくがいひんnon-standard product
返品へんぴんreturned goods
直接廃棄ちょくせつはいきdirect disposal
剥きすぎむきすぎover-peeling
密閉容器みっぺいようきairtight container
凍結とうけつfreezing
低価格ていかかくlow price
防ぐふせぐto prevent
傷ついたきずつくto get damaged
通販つうはんonline shopping
賞味期限しょうみきげんbest-before date
消費期限しょうひきげんexpiration date