今回の投稿では、性犯罪・性暴力について触れていく。
1993年、世界人権会議で女性への暴力は人権の侵害であり、男女間の歴史的不平等な力関係の現れであることなどが明記されている。
それでも、7人に1人の女性が過去12ヶ月間だけにパートナーからの身体的・性的暴力を経験している。女性は、男性から何をされるかわからないという恐怖の中で生きるべきではない。
2021年になった今も、女性に対する暴力はまだ大きい問題である。世界中の女性の3人に1人が生涯で一度は暴力を受けることがあると言われており、あまりにも多い数だ。このような暴力はあらゆる国や社会で起きていて、家庭や職場、道や学校、そしてインターネット上など、日常生活の様々な場面で起こることが多い。女性に対する暴力は、どのような形でも撤廃されるべきである。
女性に対する暴力は、公衆衛生上の大きな問題であり、女性の人権を侵害するものだ。WHOが発表した推計によると、世界の女性の約3人に1人(30%)が、生涯において身体的および、またはパートナー以外からの性的暴力を受けたことがあるそうだ。この暴力のほとんどは親密なパートナーからの暴力だ。現在でも、多くの女性がこのような暴力や、キャットコールやマンスプレイニングなどのマイコラグレッションにさらされていることを考えると、本当に気になる。
性犯罪などの被害者は羞恥心から内容を話すことを躊躇ってしまいがちであるが、話すことを辞めてしまっては問題は何も解決できない。性犯罪は単なる暴力ではなく、心にまで傷を負わせることがある。20年以上自分が受けた暴力を忘れることが出来ず、苦しむ人もいる。周囲の被害者を受け入れる意識なくしては解決へと辿り着くことはできないだろう。
性犯罪や性暴力の被害にあった方達は、訴えても泣き寝入りになることが多い。特に日本では「性的同意年齢」も「性交同意年齢」も13歳と、他国と比べても非常に低く、1907年に制定されてから全く変わっていない。その上、13歳以上で性被害にあった場合はしっかり抵抗しなかったり暴行を受けていないと確認されると、加害者は処罰されなくなる。もし自身の大切な人がそのような目に遭っても同じ決断が下せるのだろうか。
最後に
では、学生向(がくせいむ)けの性暴力の予防(よぼう)対策(たいさく)を紹介する。男女(だんじょ)共同(きょうどう)参画局(さんかくきょく)により、年齢(ねんれい)や学年に応(おう)じて、自分の身だけではなく、周りの人の安全性も守る方針(ほうしん)である。
例えば、私たち大学生に指摘されたのはこちらである。
1.レイプドラッグ認識
2.めいてい;酩酊状態(めいていじょうたい)に乗(じょう)じた性的(せいてき)行為(こうい)を拒絶する
3.セクハラ等の問題や、 被害(ひがい)にあ;遭った場合のたいおう;対応方針(ほうしん)
4.そうだん;相談窓口(まどぐち)のしゅうち;周知
5.「性暴力撤廃ジェスチャー」を学ぶこと
単語リスト
世界人権会議 World Conference on Human Rights
暴力 →ぼうりょく=violence
侵害 →しんがい=violation
生涯 → しょうがい = lifetime
撤廃 → てっぱい = abolition
人権→じんけん=human rights
公衆衛生→こうしゅうえいせい=public health
学生向(がくせいむ)け=intended for students
予防(よぼう)対策(たいさく)=prevention measures
男女(だんじょ)共同(きょうどう)参画局(さんかくきょく)=Office for equality between men and women
̴応じて=based on…
方針(ほうしん)=measure
レイプドラッグ=rape drug
酩酊(めいてい)状態(じょうたい)=under the influence of alcohol
性的(せいてき)行為(こうい)=sexual action
セクハラ=sexual harassment
被害(ひがい)=harmful
対応(たいおう)方針(ほうしん)=countering
相談(そうだん)窓口(まどぐち)=advice window
周知(しゅうち) =awareness of your surroundings
https://japan.unwomen.org/ja/news-and-events/in-focus/end-violence-against-women
https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/violence-against-women
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20180501-00084681
https://news.yahoo.co.jp/byline/ogawatamaka/20191027-00147991
https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0026/topic029.html
file:///C:/Users/Mai.N/Downloads/policy_03%20(1).pdf
https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/measures.html#policy
画像引用:一枚目: https://womenandyouths.org/press-statement-in-commemoration-of-the-international-day-for-the-elimination-of-violence-against-women-nov-25th-2019/
二枚目: https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/no_violence_act/index.html
14 11月 2021 at 17:36
Maiさん、興味深く読ませてもらいました。ありがとうございました。
確かに女性として、性暴力という話が出ると心が動かさせます。
数年前、日本に行ったことがあって、満員電車に乗ったこともありました。痴漢に遭ったわけではありませんが、すごく困っていました。その時、痴漢にあったらどうしようって思ってしまい、何もできない感じがあるのをよく覚えています。大学でそのテーマ(電車内での痴漢)についてちょっとリサーチを見てみたら、びっくりした点がたくさん出てきました。例えば、10歳の子供が50代の女性と一緒にもっとも性暴力を受けるカテゴリーで、服装によって性暴力を受ける割合が違うということも出ました。制服だったらもっとも高く、48%という割合になっちゃいますが…このデータが、wetooJapanの調査から取ったデータです。
グループ4の皆さんのご意見もお聞きしたいですね。
日本だけではなく、イタリアでそういうエピソードに遭ったことがありますが、それをシェアしたいって思って…
ありがとうございました!
14 11月 2021 at 17:36
Maiさん、興味深く読ませてもらいました。ありがとうございました。
確かに女性として、性暴力という話が出ると心が動かさせます。
数年前、日本に行ったことがあって、満員電車に乗ったこともありました。痴漢に遭ったわけではありませんが、すごく困っていました。その時、痴漢にあったらどうしようって思ってしまい、何もできない感じがあるのをよく覚えています。大学でそのテーマ(電車内での痴漢)についてちょっとリサーチを見てみたら、びっくりした点がたくさん出てきました。例えば、10歳の子供が50代の女性と一緒にもっとも性暴力を受けるカテゴリーで、服装によって性暴力を受ける割合が違うということも出ました。制服だったらもっとも高く、48%という割合になっちゃいますが…このデータが、wetooJapanの調査から取ったデータです。
グループ4の皆さんのご意見もお聞きしたいですね。
日本だけではなく、イタリアでそういうエピソードに遭ったことがありますが、それをシェアしたいって思って…
ありがとうございました!
15 11月 2021 at 22:18
このような重要でデリケートなトピックについて記事を書いていただき、ありがとうございました。
若い人たちに、このような事故について考えてもらい、被害者の証言を軽視しないように指導することはとても大切だと思ってます。
16 11月 2021 at 22:20
皆さん、こんばんは!このような大切な問題を取り上げていただいて、ありがとうございました。真実を知ってもらうことで、より多くの人が行動を起こしてくれます。一人の女性として言うと、一人で歩いたり、バスに乗ったりするのが怖いと思うことがよくありました。この恐怖は誰もが経験してはならないものですが、そうではありません。私が最も心を痛めているのは、暴力を受けるのは見知らぬ人ではなく、ずっと一緒にいるパートナーからであることが非常に多いということです。心地よいはずの相手が、肉体的・精神的な暴力を振るっていると思うと、気が重くなります。さらに襲われた後に話すのは簡単なことではありません。トラウマはしつこくて、簡単には克服できないし、議論にもならない。自分の身を守るために、どんな方法があるのかを知っておくことはとても良いことだと思います。このような現代的な問題を明るみに出してくれてありがとうございます。私たちがそれについて話すのは正しいです!
16 11月 2021 at 22:20
皆さん、こんばんは!このような大切な問題を取り上げていただいて、ありがとうございました。真実を知ってもらうことで、より多くの人が行動を起こしてくれます。一人の女性として言うと、一人で歩いたり、バスに乗ったりするのが怖いと思うことがよくありました。この恐怖は誰もが経験してはならないものですが、そうではありません。私が最も心を痛めているのは、暴力を受けるのは見知らぬ人ではなく、ずっと一緒にいるパートナーからであることが非常に多いということです。心地よいはずの相手が、肉体的・精神的な暴力を振るっていると思うと、気が重くなります。さらに襲われた後に話すのは簡単なことではありません。トラウマはしつこくて、簡単には克服できないし、議論にもならない。自分の身を守るために、どんな方法があるのかを知っておくことはとても良いことだと思います。このような現代的な問題を明るみに出してくれてありがとうございます。私たちがそれについて話すのは正しいです!
17 11月 2021 at 20:20
このテーマについて記事を書いてくれてありがとうございました。セクハラは大きくて大変な問題だと思います。私にとっては、一番悲しいことは、男性に女性をレイプしないと教える代わりに、いつも「どうやって女は自分を守れるのか」について話しています。もちろん、そのようなことはとても便利ですが、女がそんなことを決められなかったくせに、どうしてそのような対策しか教えられないでしょうか。
また、ありがとうございました。
17 11月 2021 at 20:20
このテーマについて記事を書いてくれてありがとうございました。セクハラは大きくて大変な問題だと思います。私にとっては、一番悲しいことは、男性に女性をレイプしないと教える代わりに、いつも「どうやって女は自分を守れるのか」について話しています。もちろん、そのようなことはとても便利ですが、女がそんなことを決められなかったくせに、どうしてそのような対策しか教えられないでしょうか。
また、ありがとうございました。
18 11月 2021 at 14:42
マイさん、このおもしろい記事を書いてくれてありがとう。
日本では性的同意年齢が13歳だとは知りませんでしたが、読んだときはとてもショックを受けました。
女性への嫌がらせの問題は深刻で、夜一人で家に帰らなければならないたびに私も恐れています。 ある日、私は午前2時に一人で家に帰り、酔っぱらいに口頭で嫌がらせを受けました。ある日、ヴェネツィア行きのバスで男に手探りされました。 私は田舎の小さな町から来ました、そして私が大都市、特にヴェネツィアに引っ越して以来、これらのことが私に起こりました。
今はいつも夕方一人で外出しないように気をつけています。男と外出する場合は、家に連れて帰らせて、自分を守るために唐辛子スプレーを買いました。
夜に外出するのを恐れるのは悲しいです、それは私を非常に怒らせます。
18 11月 2021 at 14:42
マイさん、このおもしろい記事を書いてくれてありがとう。
日本では性的同意年齢が13歳だとは知りませんでしたが、読んだときはとてもショックを受けました。
女性への嫌がらせの問題は深刻で、夜一人で家に帰らなければならないたびに私も恐れています。 ある日、私は午前2時に一人で家に帰り、酔っぱらいに口頭で嫌がらせを受けました。ある日、ヴェネツィア行きのバスで男に手探りされました。 私は田舎の小さな町から来ました、そして私が大都市、特にヴェネツィアに引っ越して以来、これらのことが私に起こりました。
今はいつも夕方一人で外出しないように気をつけています。男と外出する場合は、家に連れて帰らせて、自分を守るために唐辛子スプレーを買いました。
夜に外出するのを恐れるのは悲しいです、それは私を非常に怒らせます。
20 11月 2021 at 13:16
Maiさん, 記事をありがとう. それは非常にデリケートな問題です.
この問題に関しては多くのヘルプセンターがありますが, 多くの女性は報告することを恐れたり恥じたりしています. それは一生の間マークされたままであるタイプの暴力です. 私は公共交通機関を利用することが多く, 一人で市内に行くこともあるので, この問題に非常に近いと感じています. 私の意見では, 女性は報告することを恐れてはならないことを発表することによって, この問題についての意識を高める必要があります. そして, この問題についてティーンエイジャーを教育します (日本の結果としての年齢は13歳です).
20 11月 2021 at 13:16
Maiさん, 記事をありがとう. それは非常にデリケートな問題です.
この問題に関しては多くのヘルプセンターがありますが, 多くの女性は報告することを恐れたり恥じたりしています. それは一生の間マークされたままであるタイプの暴力です. 私は公共交通機関を利用することが多く, 一人で市内に行くこともあるので, この問題に非常に近いと感じています. 私の意見では, 女性は報告することを恐れてはならないことを発表することによって, この問題についての意識を高める必要があります. そして, この問題についてティーンエイジャーを教育します (日本の結果としての年齢は13歳です).
23 11月 2021 at 18:48
とても興味深い記事をかいてくれてありがとうございました。
確かに性犯罪などの被害者は内容を話すことを躊躇ってしまうでしょう。しかし当局に報告するのもはとても大事なことなですが、羞恥心のせいで結局この性犯罪は数多く報告できません。けれど、報告した人がいる、その中であの方はカ・フォスカリ大学のエベントではその経験とその結果について紹介しました。とても大切なきっかけでしたと思います。
また来週の記事を楽しみます!
23 11月 2021 at 18:48
とても興味深い記事をかいてくれてありがとうございました。
確かに性犯罪などの被害者は内容を話すことを躊躇ってしまうでしょう。しかし当局に報告するのもはとても大事なことなですが、羞恥心のせいで結局この性犯罪は数多く報告できません。けれど、報告した人がいる、その中であの方はカ・フォスカリ大学のエベントではその経験とその結果について紹介しました。とても大切なきっかけでしたと思います。
また来週の記事を楽しみます!