
皆さん、こんにちは。今週のポストで私達はLGBTの人の差別と権利について話したいと思っています。
現代では以前に比べ、性の多様化が認められつつあります。今日の記事で日本ではLGBTや同性婚に対してどのような対応をしているのかを解説します。他の世界の国々のように、日本にも相当数のLGBTの人が存在しているとされています。参議院が発表したデータによると、約8%の人々がLGBTに該当するとのデータがあり、日本政府は法整備などの対応を行いました。そもそも日本国憲法の第14条第1項では「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」とあります。そのため、LGBTであることを禁じられることはなく、差別されることは原則として憲法に違反すると考えられています。しかし、まだ現代に差別を受けているし、他の人に理解されていないし、毎日困難に直面しているLGBTの人は多いです。
このようなことから、2002年に同性愛者への差別という性的指向に関する問題を解決するために「人権教育・啓発に関する基本計画」という施策が作られました。2004年に「性同一性障害者」の性別についての問題を扱う法律ができました。それから、2017年に性的指向や性自認に関わらないセクハラの指針が変わりました。それも、2017年に日本政府はいじめ防止基本方針にLGBT生徒の保護を付け加えました。 しかし、実際にはまだLGBTに対する差別やいじめといった問題は解決されていません。

日本では、同性婚は法的には認められていません。G8サミット国のなかで同性婚やパートナーシップ制度などの法律を制定していないのは、日本とロシアだけです。ただ、地方自治体が同姓パートナー証明書を発行したり、企業が同性パートナーを家族と同じように扱ったりする動きも見られはじめています。しかし、いずれも法的な拘束力はないため、その効果は明らかではありません。以上より、日本では同性婚への法整備が遅れていると言えます。一方、世界の31の国と35の地域では、同性婚やパートナーシップ法が存在します。カナダ、フランス、イギリス、ドイツなどの国々では同性婚は合法化されています。 また2015年にはアメリカ連邦最高裁が全ての州で同性婚の権利を認める判決を出しました。さらに、イタリアでは、2016年に、結婚に準じた権利を同姓カップルに認める法律が作られました。しかしいくら法整備をしたとしても、日本に住む人々の理解と配慮が不可欠です。他の人はLGBTの人の苦労を理解できたら、いじめや差別は少なくなることがあるはずですので、一番大切なことは人々のマインドセットを変えることです。同性婚の問題だけでなく、教育、医療、就労などの課題にも差別があります。職場での日常の会話で起きている差別的な言動を受けたくない人々あるので、カミングアウトしない人々が多いです。だから、企業や学校や病院などは理解を深めないと、困難に直面することは変わらない社会が続いてしまいます。同性婚やパートナーシップ法を制定し、LGBTの人々の権利を守るという世界の動きがある一方で、日本でもイタリアでも法整備が遅れています。
皆さんはどう思いますか。この課題について進歩は必要だと思いますか。
ソース
日本における同性婚やLGBTQ+への対応は?海外の結婚制度と比較
https://www.weddingpark.net/magazine/97/
単語リスト
- 多様化 たようか diversificazione
- 認める みとめる riconoscere
- 同性婚 (同性結婚) どうせいこん matrimonio tra persone dello stesso sesso
- 対応 たいおう corrispondenza
- 相当数 そうとうすう un numero considerevole
- 参議院 さんぎいん Camera dei Consiglieri
- 該当 がいとう corrispondente a
- 法整備 ほうせいび legislazione
- 信条 しんじょう credo
- 門地 もんち lignaggio
- 原則 げんそく principio/regola generale
- 違反 いはん violazione
- 同性愛者 どうせいあいしゃ persona omosessuale
- 性的指向 せいてきしこう orientamento sessuale
- 施策 しさく politica/misura
- 性同一性障害者 せいどういつせいしょうがいしゃ persone con disforia di genere
- 扱う あつかう trattare con (una persona)
- 性自認 せいじにん identità di genere
- 指針 ししん principio guida
- 防止基本方針 ぼうしきほんほうしん politica fondamentale di prevenzione
- 保護 ほご salvaguardia
- 付け加える つけくわえる aggiungere
- 制定 せいてい emanazione
- 地方自治体 ちほうじちたい ente locale
- 証明書 しょうめいしょ certificato
- 発行 はっこう emissione
- 拘束力 こうそくりょく forza vincolante
- 合法化 ごうほうか legalizzazione
- 連邦最高裁 れんぽうさいこうさい Corte Suprema degli Stati Uniti
- 判決 はんけつ decisione giudiziaria
- 配慮 はいりょ considerazione
1 11月 2021 at 17:36
ダヴィデさん、とても興味深い記事を書いてくれてありがとうございます!
ちょうど先週イタリアで DDL Zanが却下されてしまい、非常に時事問題だと思います。
LGBTQ+の人たちの権利を認めてもらえない理由は、イタリアでも日本でも、政治家たちのほとんどが古い考えを持った中年の男性であることだと思います。今後、私達の世代のもっとオープンな考え方を持った政治家たちが権力をもち、LGBTQ+の人たちも差別を受けなくなり、同性の結婚などが認められるようになることを心から願っています。
1 11月 2021 at 19:31
このトピックについて書いてくれてありがとうございますね。最近この問題はイタリアでよく話せますね。2021年にはまだLGBTQのための規則がないのは本当に信じられません。私にとってはこれは本当に大切な問題なので、将来はきっと分かると望みます。でもその時までは状況は大変だと思いますね。
また、ありがとうございました!
1 11月 2021 at 21:56
最近の若者にとって身近な話題を記事にしていただき、ありがとうございます。
イタリアに関するもので、DDLが拒否された騒ぎについては、この記事を読んで非常に興味深いものでした。
私はよく、抗議活動は余計なことだ、このような法律は必要ないと聞いています。
個人的には、まだまだ無知、固定観念が多すぎると思います。法律を修正する前に、この問題を修正する必要があるとおもいます。
2 11月 2021 at 12:46
このような重要なトピックについての記事を書いてくれたありがとうございました。特に、先週イタリアでDDL Zan法が否決されたことを考えると、この話題は非常に重要です。2021年になってもLGBTQ+の人々を保護する法律がなく、古い見解を持つ古い政治家のせいになっているのは不条理です。
2 11月 2021 at 14:54
いい記事ありがとうございます!
「ただ、地方自治体が同姓パートナー証明書を発行したり、企業が同性パートナーを家族と同じように扱ったりする動きも見られはじめています。」そんなことを知らなかったんですが、びっくりしました。しかし、記事に書かれているように、日本は同性結婚と差別された人々を保護する法律を追加する必要があると思います。
3 11月 2021 at 15:56
面白い記事を書いてくれてありがとうございます!
世界中この問題が広がっています。でも、前よりちょっと良くなったと思います。しかし、しなければならないことはまだあります。差別のない将来を願っています!
3 11月 2021 at 15:56
面白い記事を書いてくれてありがとうございます!
世界中この問題が広がっています。でも、前よりちょっと良くなったと思います。しかし、しなければならないことはまだあります。差別のない将来を願っています!
5 11月 2021 at 10:58
Davideさん、とても意味深い記事をありがとうございました。
私はちょうど昨日のヴェネツィアに行われたDLL Zan(反ホモフォビア施策法)の排除のプロテスタントに参加した。やはり、イタリアと日本で保存主義の政党、LDPとForza Italiaみたいの右党をはじめ、LGBTや障害者を守る法律に反するそうである。それに、イタリアでキリスト教とヴァチカン市のきびしい影響はとても強いである。
だから、私はもっともプロテストが続いてほしいである。私たちには黙らずに、声を上げ続くべきであると思う。
じゃ、また来週!
5 11月 2021 at 10:58
Davideさん、とても意味深い記事をありがとうございました。
私はちょうど昨日のヴェネツィアに行われたDLL Zan(反ホモフォビア施策法)の排除のプロテスタントに参加した。やはり、イタリアと日本で保存主義の政党、LDPとForza Italiaみたいの右党をはじめ、LGBTや障害者を守る法律に反するそうである。それに、イタリアでキリスト教とヴァチカン市のきびしい影響はとても強いである。
だから、私はもっともプロテストが続いてほしいである。私たちには黙らずに、声を上げ続くべきであると思う。
じゃ、また来週!
5 11月 2021 at 19:37
あなたの記事をありがとう.
DDLザンはイタリアで拒否されたので, まだ長い道のりがあると思います. 誰もが同じ考えを持っているわけではありません.
世界の他の国では, 同性結婚が承認されているので, これは私に希望を与えます. 私の意見では, それを解決する唯一の方法は, 自分の理由を話し, 実証することです. 言うのは簡単なことではありませんが, 解決することはできます.
法律についてお知らせいただきありがとうございます. もっと知りたいのです. どうもありがとうございました.
6 11月 2021 at 15:58
記事を書いてくれて、ありがとうございます。とても面白かったです。当然のことだが、LGBTの権利は前より、最近大切なことになっていますね。しかし、DDLザンのような法律まだ公布できていません。特に若い人にとって、そんなことが酷いですが、でも時間をかかったり、アクティビズムをしたりすることで、LGBTの権利を認めます。我慢強くが必要です。
6 11月 2021 at 15:58
記事を書いてくれて、ありがとうございます。とても面白かったです。当然のことだが、LGBTの権利は前より、最近大切なことになっていますね。しかし、DDLザンのような法律まだ公布できていません。特に若い人にとって、そんなことが酷いですが、でも時間をかかったり、アクティビズムをしたりすることで、LGBTの権利を認めます。我慢強くが必要です。
7 11月 2021 at 17:23
このテーマについて書いてくれてありがとうございます。私自身がLGBTQ+コミュニティの一員ですから、イタリアと日本の両方が基本的な権利を保証するのに十分ではないことを知ると、とても心が痛みます。後、状況が改善されることを願っています。
7 11月 2021 at 17:23
このテーマについて書いてくれてありがとうございます。私自身がLGBTQ+コミュニティの一員ですから、イタリアと日本の両方が基本的な権利を保証するのに十分ではないことを知ると、とても心が痛みます。後、状況が改善されることを願っています。
8 11月 2021 at 3:02
とても考えさせられる記事でした。ありがとうございます。先日あった衆議院選挙でもLGBTQ+について、法律制定を求める声がありました。でも、日本はなかなか動きを見せていないのが現状です。この記事を読んで、世界では時代に合わせてどんどん法律も変わっていること知りました。日本でもみんなが平等に、そして差別や偏見のない環境を作るべきだと強く感じました。これからは友達ともこういった話題について議論して、身近なところから意識を変えていければいいなと思いました。
8 11月 2021 at 3:02
とても考えさせられる記事でした。ありがとうございます。先日あった衆議院選挙でもLGBTQ+について、法律制定を求める声がありました。でも、日本はなかなか動きを見せていないのが現状です。この記事を読んで、世界では時代に合わせてどんどん法律も変わっていること知りました。日本でもみんなが平等に、そして差別や偏見のない環境を作るべきだと強く感じました。これからは友達ともこういった話題について議論して、身近なところから意識を変えていければいいなと思いました。
13 11月 2021 at 12:02
ダビデさん、こんなに面白い記事を書いてくれてありがとう。 私は日本で活動しているさまざまなLGBTQ+活動家をインスタグラムやユーチューブでフォローしているので、状況をいつも知ります。 日本のような現代の国では、依然として多くの差別問題があり、LGBTQ+コミュニティのほとんどの人々が職場での差別のために出てくることを恐れているのは悲しいことです。 この分野では確かに人々の考え方を変える必要があると思いますが、国家もより多くの権利を与えるべきです。 この差別は、日本だけでなくイタリアにも影響を与える問題ではありません。 イタリアのDDLZanが承認されていないので、私は非常に悲しくて怒っています。 愛と平等を促進する法律が拒否されたのは不公平です。
13 11月 2021 at 12:02
ダビデさん、こんなに面白い記事を書いてくれてありがとう。 私は日本で活動しているさまざまなLGBTQ+活動家をインスタグラムやユーチューブでフォローしているので、状況をいつも知ります。 日本のような現代の国では、依然として多くの差別問題があり、LGBTQ+コミュニティのほとんどの人々が職場での差別のために出てくることを恐れているのは悲しいことです。 この分野では確かに人々の考え方を変える必要があると思いますが、国家もより多くの権利を与えるべきです。 この差別は、日本だけでなくイタリアにも影響を与える問題ではありません。 イタリアのDDLZanが承認されていないので、私は非常に悲しくて怒っています。 愛と平等を促進する法律が拒否されたのは不公平です。
21 11月 2021 at 13:25
記事を読んでいただきありがとうございます。
少し前に、イタリアではLGBTQ+コミュニティやその他のマイノリティの保護を強化するための法令が却下されました。
幸いなことに、この決定に対して多くの抗議活動が行われており、今も続いています。誰も傷つかない愛や権利を受け入れられない人の気持ちがわかりません。しかし、暴力はあまりにも受け入れられ、正当化されています。
21 11月 2021 at 13:25
記事を読んでいただきありがとうございます。
少し前に、イタリアではLGBTQ+コミュニティやその他のマイノリティの保護を強化するための法令が却下されました。
幸いなことに、この決定に対して多くの抗議活動が行われており、今も続いています。誰も傷つかない愛や権利を受け入れられない人の気持ちがわかりません。しかし、暴力はあまりにも受け入れられ、正当化されています。