みなさんこんにちは ! 私たちのグループのSDGsは「人や国の不平等をなくそう」です。今日は〈障害を持つ方に関する不平等〉について話します。
障害を持つ人の人口は、およそ10億人。これは世界人口の約15%にあたります。障害には、身体障害者や知的障害者、精神障害者などそれぞれに種類があり、多くの人が障害を抱えていることによって不平等を感じる場面を経験しています。
例えば、賃金がまともに払われないとか障害を理由に採用してもらえないといった労働差別、対応が出来ないことを理由にバスの乗車を拒否されるなどの公共交通機関における差別があります。
このように、障害者に対する労働や人権においての不平等がありますが、調べていて最も多いと感じたのは、日常生活でのコミュニケーションによる偏見や差別でした。
こんな経験をした方がいます。
[聴覚に障害があり、電車が遅れている時に何が起きているのか分からず、筆談で質問したら嫌な顔をされた]
[電車に座ったとき、身体の悪い人は優先席に座ればいいのに と言われた。(視覚障害のためどこが優先席なのかも分からなかった)]
このように、私たちが話す何気ない言葉や態度は、障害者の方を苦しい・悲しい思いにさせます。
人はみんな平等であり、障害を持つ人と持たない人で区別は出来ません。みんな同じ人間です。みんなそれぞれ個性を持つ一人の人間として接することが大事だと思います。
また、障害を持つ方が活躍できるような取り組みを行う企業もありました。
1つはスターバックスです。
彼らは、日本の東京にある「nonowa国立店」において、手話を共通言語とするサイニングストアをオープンしました。ここでは、聴覚に障害がある人が聴者と共に働き、注文のやりとりは手話を通じて行われます。
2つ目は東京都内のベンチャー企業が運営するカフェです。
そのカフェでは、コーヒーを入れたり運んだりとロボットがあらゆる接客を行っています。なんと、ロボットを操作しているのは車いす生活を過ごす障害を持つ方です。車いすの方でも接客業ができる機会を作ることになりました。
このように、AIの技術の進歩などにより障害を持つ方も共存できる社会になっています。
しかし、1番大事なのは、先ほど述べたように私たちが差別意識を持つことなく、1人の人間として接することです。障害に対する認識から変えていく必要があります。
すべての人が平等に生活できる社会にするために、他に私達になにができるでしょうか?
リンク
‐https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2020-3511.php
‐https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pX6P8EQjK4/bp/pAyPN64N6E/
単語リスト
漢字 | 仮名 | 英語 |
不平等 | ふびょうどう | unfair, discriminatory |
障害 | しょうがい | disability |
身体障害 | しんたいしょうがい | physical disability |
知的障害 | ちてきしょうがい | intellectual disability |
精神障害 | せいしんしょうがい | mental disability |
差別 | さべつ | discrimination |
偏見 | へんけん | bias prejudice |
聴覚 | ちょうかく | hearing |
筆談 | ひつだん | communication by writing |
優先席 | ゆうせんせき | priority seat |
何気ない | なにげない | casual, unconcerned |
個性 | こせい | character, personality |
手話 | しゅわ | sign language |
接客 | せっきゃく | service, reception |
車いす | くるまいす | wheelchair |
共存する | きょうぞん | exist together |
認識 | にんしき | recognition |
24 10月 2021 at 12:18
ご協力ありがとうございました。スターバックスのような大企業が、障がい者支援のためのプロジェクトを実施しているという記事は興味深い。
間接的にではありますが、社会が不平等を生み出していると考えています。ベニスを思い浮かべてください。リアルト橋などは、構造上、体の不自由な人がほとんど通れない橋が多い。
不平等をなくすということは、このような小さなことを解決することを考えることでもあります。
29 10月 2021 at 5:28
視覚や聴覚に障害があると、それを気づいてもらえることが少ない気がします。ただ、その障害関係なしに、人と接することが大事であることは本当にその通りですね。すごい、人として大切なことを気づかされた気がします。ありがとうございます。
26 11月 2021 at 11:42
素晴らしい記事でした!!! 授業に行くとき、買い物に行くとき、服を買いに行くとき、もし目がよく見えなかったら、足が動かなかったら、私の日常生活はどうなるだろうと、考えたことがあります。
障がいのない人たちにも、もっと包摂的な社会を目指して頑張ってもらいたいですね。