私はこの2か月間で今まで経験することがなかったことを経験しました。それは「ジェンダー」について本気で話し合う、という経験です。

プロジェクトに参加するまでは私自身、ジェンダーについてそれなりに理解があると思っていました。しかし、偏った考えをしていたと気づかされたことも多かったです。例えば、学校では、誰しもが好きな服を着れるようにするために制服をなくすべきという意見を持っていました。しかし、好きな服を着ることによってジェンダー差別が生まれてしまう可能性もあることを話し合いのなかで気付きました。

 ステレオタイプによってジェンダー問題が引き起こされることも気付きました。引き起こされるジェンダー問題の全てにステレオタイプが絡んでいるといっても過言ではありません。

 ジェンダーについての話し合いや調査をすることで日常生活の中で、今までの自分とは大きく異なる見方をするようになったと思います。ジェンダーについて自発的に調べたり、大学の友人とこのテーマについて話し合ったりするなど、自分から行動していく、ということを行うこともできました。

 もちろん、この2か月間で完璧な理解を得たとは思いません。しかし、ジェンダーについてはもちろんのこと差別やステレオタイプについて今までとは全く異なる考えを持つようになれたことは私にとって大きな成長であると思います。このプロジェクトを通して新たに興味を持ったテーマもたくさんあります。

 街中で、学校で、家族間で、ジェンダーについての課題はそれぞれあると思います。私はこのプロジェクトに参加して本当に良かったです。良かった、というだけでは言い表すことが出来ないくらいに素晴らしい経験をしました。

 最後に私とジェンダーやイタリア、日本のことについて真剣に話し合い、素敵な時間を過ごしてくれたFrancesca Scomazzonさん, Cecilia Zaurriniさん, Giulia Piccoliさん, Kelly Yeさん, Chiara Cossioさん, Asuka Kidoさん、Elisa Belliさん、Anna Sicklingerさん、Silvia Ragazziさん、Francesca de martini de valle apertaさん、Sandro Barosiさん、本当にありがとうございました!!!