2021/4/1 小川康伸

 プロジェクトに参加する前と後では大きく私は変わりました。

 はじめに、私がこのプロジェクトに参加をした理由は、単に春休みに無為な時間を過ごしたくないという動機があったからです。ですが、このプロジェクト参加をしたことでこれまでとは違った考え方や捉え方、価値観などを養うことが出来ました。

 以前は、「環境問題」というと地球温暖化という便利なワードでラベリングをして一つ一つの事象やその背後関係などはあまり詳しく調査をしたり考察したりはしていませんでした。いわば仮面を被ってそれらしい言葉を並べているだけの人であったと言っても過言ではありません。

そのような僕にとって、環境問題をテーマに議論をするには難しすぎました。ですが、自由会話の授業とグループでの会話に参加をするために多くの情報を調べました。日本や世界で起こっていることは何か、それの原因は何であるのか、どのような影響をもたらしたのかについてなど背後関係まで知るための良い機会となりました。以前であれば、地球温暖化によるものだろうと決めつけていたことでも、それすらも疑い本質は何であるのかということについて考え、自分なりの意見を持つことが出来ました。

 結果として、環境問題は地球温暖化が主な要因であるが、そのような状況を作り出したのは「人間のエゴ」にあるのではないかという仮説を持ちました。人間はより豊かに生きたいと願い、その実現のための手段を得ようとしています。それは、今後の見通しを持たなかったり楽観的に考えたりして、今を生きることにフォーカスをし続けたとも言えるのではないでしょうか。それらの結果として、負の遺産を後世に残すことに繋がったのではないでしょうか。

 今を生きる私たちは、さらに負の遺産を増やし続けるのではなく、どのように改善をしていくと良いのかという共通認識をもって取り組むべき課題と向かい合う必要があると考えました。

 そのためには、「環境問題」に対して関心を持ったり理解を深めたりする必要があることに疑う余地はありません。今回のプロジェクトだけで考えを止めるのではなく、日常生活の中でも考えられることはあるのではないでしょうか。

 一人一人が現状を知り意見を持ち行動をすることが環境問題に対する最適アプローチであると思いました。