みなさんは普段生活で使える飲む水、シャワーや手を洗う時に使えるお水をあたりまえのものだと思っていませんか?しかし、それは世界中の人にとってそれがあたりまえのものではありません。

世界では7億人もの人が水不足の生活を送っています。国連の報告では毎日4900人のこどもが水不足、もしくは汚い水を飲んでなくなっています。だいたい15秒に1人のこどもが水系感染症で亡くなっています。

水不足は本当に深刻な問題です。水がなければ穀物もできず、私たち人間や動物は生きていけません。また、食べ物を作るためにもたくさんの水が必要です。以下のグラフを見てください。

牛肉の生肉であれば2万トン以上の水が必要になります。これは穀物を食べるからです。例えば大豆をそのまま食べれば水は2500トンで済みますが、肉にすると一気に多くなります。

そして、世界の水の98%は海水です。淡水は2%に過ぎず、また、その大半は氷河や南極極地にある氷ですから、液体として使えるものは地球上にわずか0.01%しかありません。そしてそのうち、私たちが生活で使える世界の水の8%が私たちの生活、70%が農業用水、22%が工業用水に使われています。私たちが使えるお水はたった8%です。8%しかないので、シャワーを使う時間を少し減らしたり、歯磨きの時に水を止めたりちょっとした工夫だけでは水不足が解決することはありません。多くの人は、節水をすることによって水問題を解決できると思っていますが、世界規模の問題はそう簡単に解決できません。そうは言っても私たち一人一人が消費習慣について考え、生活を改め直す必要があります。そして、日本人は一日200~300L以上の水を消費しているので特に生活について考え直す必要があります。また、農業用水や工業用水の水の使い方も皆が真剣に考える必要があります。

そして、この水問題を解決するために私たちができることとしては、生活排水の汚れを減らすことがあります。人間が排出した生活排水や工業排水は河川や海、地下水へと流出され、使えるはずだった水をどんどん汚染しています。そのため、シャンプーや洗剤を使いすぎないことや汚れのついた食器や調理器具は新聞紙やキッチンペーパーで拭いてから洗うこと、マヨネーズや油などをそのまま流さないことで貴重な水資源を守ることができます。

私たちのできることはもちろんとても大切です。しかし、この問題を解決するためには、世界の一人一人が水について考える時に、お金を払えば永遠に手に入るものではなく、人間の権利のようなものに見ることは重要です。水は飢餓に苦しむ人や環境を守るのに必要な資源なので、いつも大切にしましょう!

皆さんはこのトピックについて考えたことありますか?実は、水の問題には様々な形ありますが、その一方たくさん解決もあります。この重要な問題に対する方法を覚えたら、どうぞコメントをしてください!皆さんの意見を聞きたいです。