皆さんは、3月8日の国際女性デーについて知っていますか。その日に、イタリアでは女性を祝って、女性にミモザという黄色の花をプレゼントする習慣があります。

しかし、それはただ女性を祝ってプレゼントする日ですか。それとも女性の権利や男女差別について考える日ですか。実は現在、その日はコマーシャルになったので、男女差別にあまり注目していない人が多いようです。では、女性デーの本来の意味は何でしょうか。

国際女性デーは、1977年にONUから公式的に認識されましたが、もともと20世紀の初めに女性の選挙権、権利と性差別に関わる政治的な起源がありました。1908年にアメリカでは、女性が社会気圧、不平等や選挙権をもとにしてニューヨークでデモをしました。その結果、1909年2月28日には米国社会党の宣言によりアメリカで最初の国内女性デーが成立されました。その後、1917年にロシアでは平和的な世界や権利を願った女性が3月8日にデモをして、結局、女性にも選挙権が与えられました。それで、その日は3月8日であることに決定されました。

その時から女性がたくさんの権利を獲得して、状況が大きく改善したので、現代社会にはもう男女平等が達成されたと思う人があるでしょう。実は男女差別の問題がまだいろいろあります。

その中の一つは、まだ女性が政治の場や職場にリーダーシップ的な地位や男性と平等な権威を得るのは難しいということです。また、職場で男女の賃金差の問題があります。同じ時間働いても、同じ資格を持っていても、男性のほうが女性より給料が高いということです。2019年に掲載されたデータによると、イタリアでは男女の賃金差は5.6%で、日本では 23,5%にものぼっているそうです。

その他の問題は、女性に対する暴力です。データによると、イタリアではコロナ時代でフェミニサイド(性別を理由とした男性による女性の殺人)の状況が悪化したそうです。また、オンライン新聞記事によると、「夜に一人で家を出るのがのが怖い」という女性が36.6%で、男性はただの 8.5%だそうです。これについてグループ内(男性も女性も)でも話しましたが、やはり女性のほうが男性より怖いそうです。

最後に、男性による女性嫌悪の発言もまだいろいろあります。この件について日本の政治家の発言が印象に残しました。近年の厚生労働相の根本匠の「女性にハイヒールやパンプスの着用を義務づけるのは必要かつ相当な範囲だ」、衆院議員の丸山穂高の「女を買いたい」、五輪組織委の森喜朗の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」という発言がそれに当てはまります。このように女性は、ただ女性だからこそまだ強制されたり、ステレオタイプ化されたりすることがまだあります。

それで、現代にも国際女性デーがとても大切だと思います。いつか男女相互尊重で、女性のエンパワーメントや男女差別の中止を目指して、男女平等を実現する日が来ると願っています。

皆さんはこの話題についてどう思いますか。国際女性デーが日本でも祝われていますか。コメントがあったらぜひ残してください!