皆さん、こんにちは!日本語教育1グループのロベルタです!今週のトピックは女性語または女言葉です。

女性語とは何でしょうか。デジタル大辞泉によると、女性語とは「日本語に多くみられる、女性特有の言い回しや言葉。現代語では感動詞の「あら」「まあ」、終助詞の「わ」や、「だわ」「のよ」など。」ということです。

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現代の日本語は、明治維新という政治的な理由で、社会の中での男女の立ち位置を決める必要性から生まれました。古川弘 (2013) によると、女性語は 「同時期に「女性がどう話すべきか」という信念によって形作られたものです」という。

つまり、女性語は社会によって築かれたもので、実際に日本女性に使われていた言葉ではなくても、日本の社会では適切なものと考えられたので、守るべきものとして教えられました。このような状況で重要な役割を果たしたのは、作家、学者、教師などの文化的仲介者であり、彼らは研究や仕事を通じてこの社会的規範を広めていった。

現代の日本でも、女性は特定の声のトーンやイントネーションで女性らしい話し方をしなければならないという固定観念が広く存在しています。

しかし、私たちが見つけた情報と何人かの日本人の女性に女性の言葉遣いについての意見を聞いた結果、現在の日本の女性は、お年寄りの方はともかく、このような言葉遣いをすることはほとんどなく、女の子が使う言葉と男の子が使う言葉の間には大きな違いはなくなってきていることがわかりました。それに、女性が男性っぽい言葉を使う一方で、男性も女性語に含まれる言葉を使い始めました。

「女言葉」や「男言葉」のような話し方の差は、第二言語としての日本語教育の本でも、特に「わ」や「かしら」などの終助詞との関連で強調されることが多いです。このような女性らしい文末詞、表現、言葉などは、テレビシリーズでも映画でも、未だに頻繁に使用されているのが認められます。皆さんはドラマを見ながら、女性語を聞いたことがありますか。 「だわ」とか「わね」という文末詞に気が付きましたか。

私の経験だったら、日本に住んでいたときこのような話し方をあまり聞きませんでした!私の友人の一人だけが、質問するときにいつも「か」ではなく「かしら」という文末詞を使っていました。

誰かに話しかけられたときにそれを認識するためにも、また、日本の文化に近づくためにも、日本語の特徴を知ることはとても重要なことだと思います。学部の日本語文法の本では、男性と女性の言葉の違いを説明する段落があって、このような日本語の特徴を研究することはとても興味深いことでした。言語、特に日本語を完璧にマスターするためには、このように細かいことまで勉強したほうがいいと思います。

皆さん、日本の女性語についてどう思いますか?このトピックについての意見をお待ちしております。

参考文献リスト

古川弘子、女ことばと翻訳。理想の女らしさへの文化内翻訳、『通訳翻訳研究』13 号、2013.