2021/03/07 Yasunobu Ogawa

近年は異常気象の発生は二酸化炭素の排出量の増加などに起因して起こる地球温暖化が進んでいるという認識が一般的です。これによって、気温上昇や生態系への影響などがあるとされていることから、二酸化炭素の排気量を抑制しようとする動きが国際的にあります。しかしながら、世界には地球温暖化はなく嘘であると考えている人もいます。今回の記事ではそのように考える人の主な二つの根拠を紹介します。

一つ目の根拠は、南極の氷が増えていることです。従来の温暖化の考え方では、南極の氷が融けるはずである。だが、南極の氷は年ごとに最高記録を更新している。NASAの発表によると「南極海氷の年間最大値は2012~2014年に増え続け、2015年は平均値まで落ちた」と分析している。また他の気候科学誌の論文によると、2000~2008年の9年間に南極の海氷は年率1.4%で増え続け、2014年は、1979年以降の衛星観測時代で最大になったとした。このことから、この2014年には気候学者ジュディス・カリーが「気候モデルだと南極の海氷も減るはずのところ、ぴったり逆のことが起きている」とも指摘をした。

二つ目の根拠は、気温と二酸化炭素の関係性です。過去120年間の気温と二酸化炭素の推移を検討しましょう。気温は1910年から40年頃まで上昇を続け、40年を過ぎた頃から75年頃までは下降気味で上昇していません。しかし、二酸化炭素は1946年から急増しています。つまり、46年以降75年頃まで、二酸化炭素が指数関数的に一貫して増えたことに対して気温については、比例はおろか急上昇して上がることはありませんでした。そして、1998年から現在までの約10年間に限っては、二酸化炭素は急増しているにもかかわらず、気温は下がり続けています。

(https://monosirazu.com/globalwarming/より引用)

 我々は、地球温暖化が進んでいると鵜呑みにして「エコ」を意識して生活をしています。例えば、エコカーや省エネの電化製品などの製品を買うなどして環境への配慮をしています。しかしながら、従来の考え方と異なるこの記事で示したような興味深い内容を読んでどのように思いましたか。

 私は地球温暖化を信じない人達を含めて公な場所でもう一度議論をすることがあっても良いのではないかと考えます。つまり、私たちには一つのことだけを信じるのではなく他の意見を聞く必要もあり、そのうえで一人一人が意見を持つことが重要なのだと思います。