皆さん、「日本語教育」と言えば、どんなことを思い浮かびますか。教科書、会話の授業、漢字ですか。学生は普通にこのことを思いますね。しかし、耳が聞こえない生徒だったら、どうしますか。失読症の人にある人に日本語を教えたいのなら、どういう風に教えたらいいでしょうか。

三年前、失読症のある高校生に数か月間で英語を教えていました。それはこの質問をして、障がい者に対する教育に興味を持つようになったきっかけでした。障がい者と言えば、身体が動かない人だけではなく、耳が不自由な人や目が不自由な人も指します。その人にとって、日本語を習うのがより難しいです。障がい者という一つの範疇に含められているにもかかわらず、すべて同じ学習方法が必要なわけではありません。障がいの重症度とその種類と人によってニーズも変わります。

難聴障がいのある学生を例として挙げたら、あまり聞こえない生徒と全然聞こえない生徒は違う学習方法が必要です。その中でも、唇が読める人もいれば、手話で伝える人もいます。前者の場合では、生徒は先生の唇がよく見える位置にいたらいいです。さらに、教室で人も少なかった方がいいそうです。それとも、オンラインレッスンも役立つでしょう。なぜかというと、わずか聞こえている生徒は、イヤホンで先生の言葉がよく聞こえますし、先生も画面に近くて、唇がよく読めるためです。手話を知っている生徒たちは日本語対応手話あるいは日本語手話を習うでしょう。日本語対応手話というのは日本語の文法や構造に合う手話の種類です。聞こえなくなった人は普通に話す日本語も知っているので、日本語対応手話を習います。その一方、日本語手話は生まれたから聞こえない子供たちによって使われていて、日本語の文法と構造と非常に違います。

次に、視覚障がい者の中でも、異なる状態があります。まず、あまり見えない人に教えるために本格的な方法と共に他の施策を打ったらいいそうです。例えば、日本語を学びながら、音楽を聴いたり手で何かをしたりすることが役に立つかもしれません。なぜかというと、他の感覚を使ったら、記憶力も手伝うためです。それに、日本語で覚える語彙のイラストの下で学生の母語の記述もついていたら有用でしょう。一方で、全然見えない人は漢字や仮名の勉強だけではなく、新しい言葉を習うのも大変です。何も見えないため、想像力を生かす教え方を使ったらいいです。例えば、ある言葉を言いながら、そのものを触れさせるのがいい学習方法でしょう。しかし、抽象的な概念、つまり触れないことをどういう風に教えたらいいでしょうか。たぶん、その概念を詳しく叙述してみるのがいい方法でしょうが、先生にも難しくなります。その上、日本語点字も習ったらいいでしょう。

失読症のある人も日本語を勉強する時、困っているところがたくさんあります。まず、失読症状は何でしょうか。それは、読むことと書くことがうまくできない症状です。それで、日本語を学ぶ時、特に漢字と仮名の勉強に気を付けるはずでしょう。不思議なのは、漢字のほうが読みやすいそうです。なぜかというと、失読症のある人は絵が描けるので、漢字を文字ではなく、絵として描いたら、大丈夫です。その一方で、仮名はアルファベットのように文字だけとして書けることです。そのため、「p」を「d」と間違えるように、「ち」を「さ」と間違える傾向もあります。

皆さん、どう思いますか。もし先生だったら、どういうふうに障がいのある生徒に教えますか。