「メイク」というと皆さんは何を思い浮かべますか?赤い口紅にピンクのアイシャドウ、お母さんが鏡台に向かう姿を思い浮かべた人もいるかもしれません。一方で、真っ黒な口紅や真っ青なアイシャドウ、メイクをしているお父さんを思い浮かべた人はほとんどいないのではないでしょうか? 昔はメイクというともっぱら女性のもので、使われる色もある程度決まっていたようです。

ですが最近、男性の間でもじわじわとメイクをする習慣が広がっているということに気づきました。日本のコスメストアでは、男性向けに、眉毛を整えるアイテムや肌をきれいに見せるクリームなどが売られています。アイシャドウやチークも、ニュートラルな色のものが売られているのを見たことがあります。それから、シャネルのような有名コスメブランドも、男性向けの商品を売り始めています。メイクは、もう女性だけのものではなくなってきているのかもしれません。

このトピックについて班で話をしていると、「メイク(特にアイシャドウなどのポイントメイク)に男性向け・女性向けという差をつけるべきではない」という意見を持つメンバーがたくさんいました。「男性だからブラウンのアイシャドウをするべきだ!」という意見は確かに変ですよね。それから、「みんながメイクをするべきだ」という意見もナンセンスだと思います。あるメンバーが、「『私にとってはこれが美しい!』と思える姿でいることが大事」という、とても素敵な意見を言ってくださいました。私は、この意見が今回の話し合いの核心をついていると考えています。大事なのは、メイクをしているかしていないかということや、誰がメイクをするのかということではなくて、すべてのジェンダーや年齢において、その人が本当になりたい姿でいること、そして周りがそれを否定しないことなのではないかと思います。

私は外出するときにはたいていメイクをします。今日はどの色のアイシャドウを使おうかな、眼鏡にしようか、それともコンタクトレンズにしようかな、口紅は何色にしようかな……それとも思い切ってすっぴんにしようかな?そんな、「なりたい姿でいるワクワク感」を、皆が当たり前に感じられるようになればいいなと思います。

皆さんはメイクについてどう思いますか?よければコメント欄で教えてください!