皆さんは日本語の歌を聞いたことがありますか。おそらくあるでしょう。。。しかし歌で勉強したことはありますか。

日本語を勉強する方法は様々ですが、その中に歌は思えないほど強烈な武器になるかもしれません。長年から歌は教材として使われていて、その理由はいくつかあります。

まず歌の一番目のメリットはその多様性に違いないでしょう。初級学習者であろうと上級学習者であろうと、歌詞を調整することでどのレベルに適切な内容を並べます。

それに、学習者のレベルだけでなく、勉強対象にも調整し語彙や文法など、様々なことを勉強できます。例えば文法に関して「て刑の歌」、「可能刑と誘いの歌」、「受身形の歌」、「やりもらいの歌」のような歌があります。

しかも過去とは違い今のネット時代で、ネットにつなげる機会さえあればどこでも歌など聞いて練習できます。

ところで歌の第一のメリットはその多様性ではなく、その効果のことです。

音楽教材のリトミックやメロディーを通じて副交感神経を刺激し、やがて学習をさらに刺激できるというメリットがあるようです。

2009年に日本国内の大学二校で「て刑の歌」を歌わせてインタビューを受けるという形で調査が行われました。その結果を見ると、多数の学生は「て刑の歌は役に立ったか」を聞かれたら「はい」と返事しました。その理由は普通より面白くて覚えやすかったからだそうです。

しかし、音楽教材にはメリットしかないわけではありません。

確かに音楽教材は楽しみながら文法などを教える力があるのだが、どの歌もそうではありません。邦楽の歌詞は、韻を踏んだり、メロディーに合わせたりするために、文法としては誤っている日本語表現を使うことがあるため、日本語の文法の勉強には適していません。文法の基礎を勉強したい学習者は、文法ルールが体系的に整理されている本で勉強することがベストです。

歌詞は詩に近く、普段の日常会話で使われている日本語とは少し異なるため、日本語の話し言葉を習得することは困難です。

それならどうやって歌を選んで勉強すればいいのでしょうか。

まず、日本語の勉強にはテンポが遅いバラードがよくないでしょう。日本語に耳を慣らすために、テンポが速すぎない曲を選択することがポイントです。

それに発音がはっきりしており、聞き取りやすい歌の方がいいでしょう。そのためならまずこども向けの歌や日本の童謡な歌詞など、繰り返しが多くて日常表現が多い曲の方が役に立てるでしょう。